リラックスには、法則があります!
モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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2009年 : 姿勢について
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-7-15 0:00:00 (6377 ヒット)






今回は、演奏する時の姿勢について考えてみましょう。

姿勢を考える上で大切なことは、静止しているときと動いているときを分けて考えるべきであるということです。

別な言葉で言うと、リラックスできる姿勢というのは、静止の時と、動いているときとでは、違っているということです。

しかも、静止状態でのリラックスがわかっていないと、動いているときのリラックスは、まずわからないということを、知っていただきたいのです。

動いているときの形にこだわりすぎると、リラックスできなくなる場合があるのはこのためです。


とにかく猫背がいいということで、必要以上に急激に背骨をまげてしまうと、かえって動くときに窮屈になってしまうことがありますので、形にこだわりすぎず、形や動かし方よりも、リラックスを優先させることの大切さを覚えておいてください。





では、静止状態でのリラックスはどうあるべきか?

これは、ご存じの方も多いとは思いますが、センターとよばれる一本の軸が、体の真ん中を通っている状態が理想です。

このセンターがすっと下から立ち上がってくる感じがあれば、静止状態でのリラックスは大丈夫です。もちろん胴体は硬直しません。ゆらゆらと微妙に動いている状態です。


こんな感じです。

☆センター


高岡英夫著「センター・体軸・正中線」より



姿勢を直すときに注意しなければならないのは、形に忠実に背筋を伸ばせばよいわけではないことに気づくことです。

猫背がいけないからと、ただやみくもに背筋をのばしたら、かえって違う部分に力みをくわえてしまうことになりかねません。

そんなことになったら、余計に疲れてしまいます。



猫背になる場合でも、このすっとしたセンターの存在を感じながら、背骨を曲げていくことが大切です。
決して胴体を硬直させないでください。

☆曲体軸


高岡英夫著「センター・体軸・正中線」より




腕や脚が動いているときには、胴体を硬直させるということは、動きを阻害させる要因になるということを知っていただきたいのです。
硬直させることなく、わずかに骨盤から背骨にかけて波打つように動かして(この波の方向は基本的なものは3種類あります)、そしてそれを肩甲骨ー上腕ー前腕ー指ースティックというように、徐々に伝えていくと、腕は動きやすくなるものなのです。


一方、同じ猫背であっても、悪い猫背というものが存在します。
悪い猫背とは、第一にアゴが必要以上に前にでてしまう猫背です。
第二に急激に胸椎からまがっている猫背です。


「ひとりでできるアレクサンダー・テクニーク」より



これらは、よく見かけられる悪い状態といっていいでしょう。

下手をすると、腰や背中に痛みがやってきてしまいます。

現代人の多くは、立ち姿において、膝をロックして、骨盤を前に突きだし、
胸椎から上を急速に曲げ、肩を前に出し、従って首が前に出てしまう状態になっております。



「ひとりでできるアレクサンダー・テクニーク」より


座って演奏するときも、そのようになってしまう人が多く、このような方が腰や背中の痛みを訴えることもしばしばあります。


楽な姿勢になってくださいというと、このようになってしまう方が多いのですが、本当の意味ではこれは楽にはなれません。静止状態での楽な姿勢は、センターが通ったすっとした姿勢なのです。また、堅くなって伸びた背筋は、形は良いものに見えますが、決して楽ではありません。

静止状態でのリラックスはとても重要です。これをうまく実現するには、普段の生活を振り返って、悪い癖に気づくことが重要です。

例えば、あぐらをかいて床に座ってしまったり、脚を組んで椅子に座るのはできるだけ避けた方がいいでしょう。このような姿勢を長時間続けると骨盤がゆがむ可能性があります。あぐらのかわりには合蹠(がっせきー足の裏をあわせる)で座りましょう。脚を組むかわりに椅子に深く腰掛け、太股が楽になるようにしましょう。どうしても組みたい場合は、せめて、一定時間たったら、反対の脚で組むようにしてください。


肩甲骨についても、無理に肩を持ち上げ、無理に肩甲骨を動かそうとするとかえって疲れが増す可能性があります。これは、以前にも解説しましたが、肩甲骨付近のインナーマッスルが使えないでいることによる弊害ではないかと当ドラムメソッドでは考えております。肩甲骨も胴体のリラックスをすすめることで動かしやすくなるということが確かめられました。


当ドラムメソッドでは、打楽器界における動きの改善という新しい価値を提示しております。

そして、本当の意味で、正しい基礎とは何なのかを提示しています。

従来の基礎訓練に疑問をお持ちの方、

ぜひ一度、無料体験レッスンを受けてみてください。

きっと、なぜできなかったのかの理由がわかるとおもいます。

お待ちしております。

hiromu@drumlesson.cc


 


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2009年 : 高速シングルストロークの秘訣
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-6-30 23:20:00 (9073 ヒット)





当ドラムメソッドにおいて、モーラー奏法でのシングルストロークの高速化の方法は大きく分けて2種類あります。今回はそのうちのひとつ、とう骨の回転について説明します。

とう骨が回転することを回外・回内と呼ぶのですが、ドラマーにとって、この、とう骨の意識を高めるということは、とても大切です。ここが動いてくると、楽に動いていながら、スピードを上げることができるようになります。

以前にも紹介しましたが、とう骨はどこにあるかの復習から説明しますね。そもそも、腕というのは、肩甲骨 鎖骨、上腕、前腕というように分化することができます。とう骨というのは、しゃく骨とペアになって、腕の前腕部を形成しています。



以前にも少し解説しましたが、とう骨というのはとても高速に運動できる部分なのです。
そして、とう骨が高速に回転するためには、実は

しゃく骨がとう骨の動きに影響されずに止まる必要があります。

言い方を変えると、しゃく骨が動いているようだと、いくらとう骨が動いていても決して質の良い運動にはなっていないと言うことができるのです。

これは、なぜなのでしょうか?

なぜここまでいいきれるのでしょうか?

これを理解するためには、肘の部分の関節がどのようなしくみになっているかを理解する必要があるのです。

びっくりするかもしれませんが、実は肘の関節は1つではありません。細かく分けると2種類にわかれます。ひとつは、上腕骨としゃく骨。もうひとつは、上腕骨ととう骨です。


上腕骨としゃく骨の関係をみてみましょう。

まずはしゃく骨


しゃく骨はここに出てくる図のように、近位(胴体に近い方という意味)の端は鍵状になっていて、蝶番関節として機能します。つまり、肘の屈曲伸展の動きをまかなっているわけです。




もう一つは、上腕骨ととう骨の関係です。

とう骨はこちら


この図からわかるようにとう骨の近位においては、野球のバットのグリップエンドのようになっていて、くるくるとまわしやすくなっていることがわかります。これが回内・回外の運動になるのです。



考えてほしいことは、もしとう骨が回内・回外の回転をすることで、しゃく骨に影響がでて、ねじれあうように動いてしまうとするならば、それは本来しゃく骨が動けない方向に動かされていることになります。ただ、しゃく骨にしても、関節にはある程度アソビがあるでしょうから、肘の屈曲伸展以外の運動が全くないわけではないでしょう。しかし、そのようにしゃく骨が動いているようだと、とうこつの回内、回外の運動の質は上がらないということになるわけです(ただしこれは高速に動く時の場合です)。

おわかりでしょうか?

つまり、スピードが上がりにくい、無理に上げると疲れるなどの症状がでます。


ここで、あなたの前腕部を観察してください。

ゆっくりまわすと、しゃく骨ととう骨が捻じれあうように動きますね?

でも、この回転のスピードをあげていくと、ある速さからしゃく骨がとまってきます。

このようになっているひとは、とう骨が速く動くところまで自然に誘導できているひとです。


しかし、いくらとう骨を速く動かしても、しゃく骨が動き続けている人は、それ以上にスピードをあげようとすると、痛みやけがのもとになります。そのような場合は、無理にスピードをあげようとしないで、どうしたら、しゃく骨が止まった状態で回内・回外の運動ができるようになるのかを考えて、動きやすさを感じていくことが重要です。

当ドラムメソッドにおいても、独自の研究により、しゃく骨が止まりやすく、とう骨が動きやすい形を紹介しております。



ドラマーのなかには、手首や指を動かしているつもりで、実はとう骨を動かしているひとは、結構いるのです。

手首の上下運動ととう骨の回転は、見た目に似たような動きに見えてしまう人が多くいるのが事実です。

プロドラマーのレクチャーのなかにも、手首を動かして.....といいつつとう骨が高速で回転していたりするので、この部分はしっかり見抜けないと、自分が良くない運動をしてしまう可能性があります。
とう骨の回内・回外の運動は、単なる手首の上下運動とは違いますので、決して手首から先だけを上下運動するような動きを無理にしないでください。腱鞘炎のリスクが高まります。


どうか、安全に、快適にドラムを叩いてくださいね^^;


とう骨の運動である回外・回内を利用したストロークを練習にはいるときは、必ずそれ以前に腕の”流れ”について、しっかりと正しい感覚を身につけておく必要があります。この流れの基本がわからないまま、とう骨の回転に集中した場合、下手をすると、腕の流れが反対になり、肩関節を痛める可能性があります。十分に注意して、正しく指導できる先生のもとでレッスンをお受けになることをおすすめします。

hiromu@drumlesson.cc


 


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2009年 : 肩甲骨のインナーマッスルについて
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-6-15 0:00:00 (6622 ヒット)






モーラー奏法において、腕を動かすという観点から、肩甲骨を動かすためのインナーマッスルについて考えてみましょう。

インナーマッスルとは、内側の筋肉とでも理解していただければ良いかと思います。私たちの体にある筋肉は、層になって存在しています。
外側にあるのをアウターマッスルと呼び、内側にあるものをインナーマッスルと呼んでいます。


ただし、厳密な意味では筋肉はすべてどちらかに属するわけではありません。筋肉の一部がアウターで一部がインナーという場合もあります。あくまでも、おおざっぱな括りとしてとらえていただきたいです。

さて、本題の肩甲骨のインナーマッスルについてですが、

ドラムを叩くのに肩甲骨なんて関係あるの?

と思われるかもしれません。
しかしながら、以前にも紹介しましたとおり、肩にある肩甲骨の動きは、腕の動きにとって、とても重要な役割をになっています。肩甲骨が動きやすくなるということが直接に腕の動きの質の良さにつながっていきます。
このことがモーラー奏法の習得に関係していることは間違いありません。

そこで今回は、
肩甲骨を動かすために、なぜ、インナーマッスルが重要なのか
を述べてみたいと思います。



まず復習ですが、肩甲骨はどのような動きをするのかまとめておきましょう。肩甲骨の動きには、いろいろな言葉がありますが、当ドラムメソッドでは、

挙上・下制
外転・内転
上方回旋・下方回旋

の6種類があると、定義しております。



ここでは、肩甲骨を挙上する筋肉をみていきましょう。
挙上とは上に挙げるという意味です。

これを見てください。



これは、一番皮膚に近い外側にある

僧帽筋(そうぼうきん)


です。
肩甲骨を挙上させるときに使われる筋肉のひとつです。
特にこの筋肉の上の部分が肩甲骨を挙上させるのに使われていると考えられています。

肩甲骨を挙上する筋肉はさらに内側にもあります。
これが今回注目したいインナーマッスルです。

ここにでてくるものは、

肩甲挙筋(けんこうきょきん)




小菱形筋(しょうりょうけいきん)




大菱形筋(だいりょうけいきん)





です。

つまり、まとめると肩甲骨を挙上させる筋肉は
4種類ある

ことになります。



ここで例えば、大きな荷物を運ぶということを考えてみましょう。

この荷物を1人で運ぶ場合と4人で運ぶ場合とでは、どちらが楽でしょうか?

当然、4人で一つの荷物を運ぶ方が楽ですよね?


実は筋肉が骨を動かすときも、似たようなことが起こるのです。

一つの骨を動かすのに、多くの場合、複数の筋肉がその動きを担っているのです。

肩甲骨を挙上させることができる筋肉はアウターマッスルである僧帽筋とインナーマッスルである肩甲挙筋、小菱形筋、大菱形筋の4つです。
このうち、もしインナーマッスルが、全くコントロールできていないとするならば、4つのうち3つは使えないことになります。そうすると、1つの負担は大きくなることがわかりますね。この場合は、僧帽筋の負担が大きくなるわけです。

これは、実際にドラムを教えていてわかったことですが、普通の人は、肩甲骨を挙上させるために、アウターマッスルである僧帽筋をメインに使っていて、インナーマッスルである肩甲挙筋や菱形筋を使えていない、もしくはコントロールできていない状態にあるのです。

肩甲骨を上に挙げるために使うことができる4つの筋肉のうち、一つしか使えていないとしたら、それは、大きな荷物を4人で運ばずに、一人で運んでいることになりますよね。そして、4人で運ぶときよりも、一人で運ぶ時の方が、当然、負担は大きくなりますね。

これは、何を意味するのかというと、

同じ肩甲骨を挙げる場合でも、ある人は楽々とあげることができ、ある人は上げ下げしている間にどんどん疲れてくる、ということが起こってくるわけです。動きの差が見た目にはかわらないように見えていても、動きの質が全く違うということになります。これでは、同じように動かしても、できる人とできない人がでてくるのはあたりまえですよね。おわかりでしょうか?

当ドラムメソッドでは、これらのインナーマッスルを動かせるかどうかのチェック方法を開発いたしました。ぜひレッスンに来てチェックしてみてください。

インナーマッスルがコントロールできないうちは、肩を無理に動かそうとしてはいけません。そんなことをすると、僧帽筋の負荷が大きくなり、かえって疲れることになります。

そういう場合は、無理をせず、リラックスする事を優先に考えてください。僧帽筋に無理がかかっているにも関わらず、その負荷がとれないまま運動を続けると、悪い意味で筋肉が鍛えられてしまって、疲れなくなってしまいます。そうすると無駄な力が入っているにも関わらず、気づかないでずっと過ごしてしまうことになります。これではリラックスは進行しませんし、したがって質の良い動きもわかりにくくなります。

肩甲骨を動かすことに関係しているインナーマッスルには、これ以外にもあります。骨と筋肉の関係がどうなっているのかを知ることは、間接的ですが、動きの質の良さにつながっていくと当ドラムメソッドは考えております。

もっとも重要な脱力感をすすめるために、今後も様々な情報を提供していきたいと考えております。

hiromu@drumlesson.cc


 


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2009年 : 5ローテーションについて
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-5-29 1:10:00 (6705 ヒット)



2012.1.9 修正
2010.11.17 動画つけました。



ここでは、5ローテーションという当ドラムメソッドにおける重要な基礎フレーズを紹介します。

5ローテーションにおける4つのストロークとモーラー奏法の記号の関係は以下のようになっています。




では、ここからもう少しつっこんだ説明をしていきましょう。

上のストロークにで演奏する場合、
次にアクセントがくる時は回転を交互にする
という約束事をきめます。

そうすると、このストロークに関係が生まれます。

このシンプルな法則からモーラー奏法の記号同士が、どのように関係するのかを考えてみましょう。

例えば▽’は、どのような動きになるかおわかりですか?




この記号は▽なので外回転です。そしてアポストロフィー(’のマークのこと)がついているので、この動きはフルストロークであることがわかります。(※注1)



ですから、この記号▽’は

フルストローク の 外回転



であることがわかります。


このあたりから、少し複雑になっていきますが、それは説明する必要があるからであって、決してやたら難しくして混乱させたいわけではありません。^^;
がんばってついてきてくださいね。


では、いきましょう。
記号▽’は、フルストロークの外回転ですが、この次にくる可能性のある記号はどれでしょうか?全7種類から選び出してください。

考え方を説明します。

まず注意していただきたいことは、腕の回転はストロークの種類に関係なくおこります。同じフルストロークであっても、外回転の場合もあれば内回転の場合もあります。ですからまず、4つのストロークを先に決めて、そのあと、腕の回転を決めていくという順番が大切です。


1 最初に次ぎの音符が何ストロークになるのかを考えます。
2 次に回転はどうすべきかを考えます。



この場合はどう考えるのかといいますと、まず、フルストロークのあとの音符はアクセントですね。





ですからこの次にくるストロークは、フルストロークかダウンストロークということになります。

まず、ダウンストロークの場合を考えてみましょう。





そして、回転は今の音符が外回転で、次の音符もアクセントですから、回転を反対にして内回転で叩きます。





つまり、この次に来る可能性のある音符のうちのひとつは、ダウンストロークの内回転という動きになります。




つぎに、もうひとつのアクセントを担当するストロークについても考えてみましょう。

もうひとつは、フルストロークですね。




このストロークの回転はどうなるのかというと・・・・・・




こちらもやはり内回転ですね。


つまり、▽’のつぎに来る可能性がある動きのうちのもうひとつは、
フルストロークの内回転ということになります。


したがって、

>           
▽’ のあとにくるのは、 

> >
△と△’ということです。






おわかりでしょうか?



記号の種類は全部で7種類あります。
この7種類のすべての動きの後に来るべき動きはどなっているのか?と考えていくと、以下のような法則がみえてきます。

当ドラムメソッドではこの法則を、モーラー奏法の回転の法則と名付けました。


モーラー奏法 5ローテーションにおける回転の法則





この回転の法則を使って、実際のフレーズを叩いてみましょう。

このフレーズが


5ローテーション



なのです。
このフレーズがなぜ大切なのかといいますと、上に示した回転の法則のすべてのパターンを練習することができるからです。


ローテーション1





ローテーション2





ローテーション3





ローテーション4





ローテーション5





4つのストロークのほかに、2方向の回転があるということを知るということはこの法則の理解の不可欠となります。
そして、この仕組みをしっかりと理解しておくと、現存するすべてのフレーズ(腕のみのフレーズ)を、モーラー奏法で演奏するにはどうしたらいいのかを把握することができるようになります。この腕の動かし方の関係を頭で考えずに勝手に動くような状態になるまでしっかり繰り返しましょう。

もちろん、脱力と腕の運動の質を上げるということをわすれないでくださいね!


当ドラムメソッド以外でモーラー奏法を習っている人にも、役立つ情報として公開いたします。ぜひ利用してくださいね。

※注1
伝統的なモーラー奏法においては、フルストロークという概念がみあたりません。このマークは当ドラムメソッドが独自に開発し、フルストロークに対応させたものです。

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2009年 : 4つのストロークとモーラー奏法
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-5-13 11:20:00 (4368 ヒット)




前回から、モーラー奏法の記号について、当ドラムメソッドの考えをお伝えしております。伝統的なモーラー奏法において、ダウンストロークとアップストロークという定義がでてきます。一方日本国内においても、ダウンストローク、アップストロークという考え方がありますよね?これらは、どのような違いがあるのか、意見を述べさせていただきたいと思います。


 


まず第一に、


違いを考える上で大切なことがあります。


 


それは、そもそも どうして4つのストロークが生まれたのか


ということです。


 


一般的な奏法においてはスティックの動きで4つのストロークを定義しています。例えばフルストロークにおいては、チップの位置を高い場所から動き始め、ヒットしてまた再び高い位置に戻すというような定義をつくっています。しかし、このように スティックの動きで考えてしまうと、4つのストロークの本質をとらえることができません。 4つのストロークは奏法そのものと考えてしまい、手首から先「だけ」を動かしてしまうと、本当に残念なことですが、 リラックスした動きとあいいれない運動になってしまう のです。批判を恐れずに言ってしまうのなら、 この手首から先「だけ」を動かす行為そのものが、ドラマー達の運動の質を下げてしまう ことになるのです。


 


では、どのように考えたら、本当の意味で4つのストロークを正しく把握できるのでしょうか?


 


じつはそれはとても単純で、


 



アクセントがあるかないかだけで考えればよい


 


 


のです。


 


ドラマーが出す音色にはいろいろあります。柔らかくても芯のあるスネアの音、こつこつとヌケの良いシンバルレガートのピング音、などなど。


このような音づくりも非常に大切なのですが、そのまえにまずアクセントをコントロールできるようにするということも同様に大切なことであるのです。4つのストロークはこのアクセントをコントロールするということを細かく考えていく上でとても便利です。


 


私たちが演奏する曲には、すべて 時間の流れ


というものを含んでおります。それは、違った見方をすると、今、音を出そうとするとき、次の音はどんな音にするのかの準備をしておく必要があるということになります。例えば、今から大きい音をだすのだけれど、そのあとは小さく出す、とか、今から出す音も次に出す音も小さい音にする。といったような状況が演奏中におこっているわけです。もちろんジャンルによっては、まったく音量差を必要としないものもあります。


 


4つのストロークはこの音量差をうまくコントロールするために考え出されたものなのです。


 


4つのストロークとは、フルストローク、ダウンストローク、アップストローク、タップストロークの4つですが、なぜ4つ必要だったのでしょうか ?


アクセントとノーアクセントの2つをわけるのであるなら、アクセントのときはこのストローク、ノーアクセントのときは、このストロークと2つに決めて演奏できるのではないかとの意見も聞こえてきそうです。


しかし、実際は4つ必要になります。


 


なぜだかおわかりになりますか?


 


単純に考えるとアクセントはあるかないかの 2 種類になります。


 


これに、時間の流れを組み入れて、次にくる音符はどちらの音符なのかをあらかじめ決めて、今の音を決める。


 


例えばダウンストロークは下図のように決定されます。


 


 


 


このように考えると



1. 今の音はアクセントで次もアクセント


2. 今の音はアクセントで次はノーアクセント


3. 今の音はノーアクセントで次はアクセント


4. 今の音はノーアクセントで次もノーアクセント


 


の 4 種類になりますよね。


 


これが 4 つのストロークになるわけです。 1がフルストローク、2がダウンストローク、3がアップストローク、4がタップストローク です。


 


このようにスティックの動きにとらわれずに考えれば、モーラー奏法でも十分に4つのストロークのコントロールが可能になります。伝統的なモーラー奏法においては、1のフルストロークの考え方が見あたりません。ですから当ドラムメソッドでは、独自にモーラー奏法を4つのストロークに対応させたわけです。


 


 


 


モーラー奏法の方も、一般奏法の方も同じドラマーです。モーラー奏法でないドラマーでも素晴らしいドラマーはたくさんいらっしゃいます。私たちは私たちを批判するドラマーのかたも、本当は愛すべき仲間であり、縁のある人たちであると思っております。同じ打楽器を愛するもの同士ですからね^^;


大切な仲間であるからこそ、一生懸命練習する人が報いられる正しい方法をお伝えしたいのです。


無理な動きで練習を続けてけがをした人を助けたいのです。


まじめに努力する人が報いられるようにしたいのです。


当ドラムメソッドは、一般奏法のドラム講師の方にも、志を同じく持つ方であるならば、独自に開発した奏法も含め、全てをお伝えする用意があります。


本気で、日本の打楽器界の基礎を変えていきたい のです!


賛同していただける方をお待ちしております。


 


 


hiromu@drumlesson.cc


 


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