モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで
2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-5-29 1:10:00 (7237 ヒット)



2012.1.9 修正
2010.11.17 動画つけました。



ここでは、5ローテーションという当ドラムメソッドにおける重要な基礎フレーズを紹介します。

5ローテーションにおける4つのストロークとモーラー奏法の記号の関係は以下のようになっています。




では、ここからもう少しつっこんだ説明をしていきましょう。

上のストロークにで演奏する場合、
次にアクセントがくる時は回転を交互にする
という約束事をきめます。

そうすると、このストロークに関係が生まれます。

このシンプルな法則からモーラー奏法の記号同士が、どのように関係するのかを考えてみましょう。

例えば▽’は、どのような動きになるかおわかりですか?




この記号は▽なので外回転です。そしてアポストロフィー(’のマークのこと)がついているので、この動きはフルストロークであることがわかります。(※注1)



ですから、この記号▽’は

フルストローク の 外回転



であることがわかります。


このあたりから、少し複雑になっていきますが、それは説明する必要があるからであって、決してやたら難しくして混乱させたいわけではありません。^^;
がんばってついてきてくださいね。


では、いきましょう。
記号▽’は、フルストロークの外回転ですが、この次にくる可能性のある記号はどれでしょうか?全7種類から選び出してください。

考え方を説明します。

まず注意していただきたいことは、腕の回転はストロークの種類に関係なくおこります。同じフルストロークであっても、外回転の場合もあれば内回転の場合もあります。ですからまず、4つのストロークを先に決めて、そのあと、腕の回転を決めていくという順番が大切です。


1 最初に次ぎの音符が何ストロークになるのかを考えます。
2 次に回転はどうすべきかを考えます。



この場合はどう考えるのかといいますと、まず、フルストロークのあとの音符はアクセントですね。





ですからこの次にくるストロークは、フルストロークかダウンストロークということになります。

まず、ダウンストロークの場合を考えてみましょう。





そして、回転は今の音符が外回転で、次の音符もアクセントですから、回転を反対にして内回転で叩きます。





つまり、この次に来る可能性のある音符のうちのひとつは、ダウンストロークの内回転という動きになります。




つぎに、もうひとつのアクセントを担当するストロークについても考えてみましょう。

もうひとつは、フルストロークですね。




このストロークの回転はどうなるのかというと・・・・・・




こちらもやはり内回転ですね。


つまり、▽’のつぎに来る可能性がある動きのうちのもうひとつは、
フルストロークの内回転ということになります。


したがって、

>           
▽’ のあとにくるのは、 

> >
△と△’ということです。






おわかりでしょうか?



記号の種類は全部で7種類あります。
この7種類のすべての動きの後に来るべき動きはどなっているのか?と考えていくと、以下のような法則がみえてきます。

当ドラムメソッドではこの法則を、モーラー奏法の回転の法則と名付けました。


モーラー奏法 5ローテーションにおける回転の法則





この回転の法則を使って、実際のフレーズを叩いてみましょう。

このフレーズが


5ローテーション



なのです。
このフレーズがなぜ大切なのかといいますと、上に示した回転の法則のすべてのパターンを練習することができるからです。


ローテーション1





ローテーション2





ローテーション3





ローテーション4





ローテーション5





4つのストロークのほかに、2方向の回転があるということを知るということはこの法則の理解の不可欠となります。
そして、この仕組みをしっかりと理解しておくと、現存するすべてのフレーズ(腕のみのフレーズ)を、モーラー奏法で演奏するにはどうしたらいいのかを把握することができるようになります。この腕の動かし方の関係を頭で考えずに勝手に動くような状態になるまでしっかり繰り返しましょう。

もちろん、脱力と腕の運動の質を上げるということをわすれないでくださいね!


当ドラムメソッド以外でモーラー奏法を習っている人にも、役立つ情報として公開いたします。ぜひ利用してくださいね。

※注1
伝統的なモーラー奏法においては、フルストロークという概念がみあたりません。このマークは当ドラムメソッドが独自に開発し、フルストロークに対応させたものです。

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