モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-1-17 2:19:35 (5010 ヒット)



ヒット後のあまりの動き




動画はこちらから 3連系手順2Rスタート



ヒットの瞬間にスティックを握るというのは、常識として広く知られています。しかし当ドラムレッスンにおいては、ヒットの瞬間は、指を伸ばすなどの握りこまないという動作を指導しています。これはモーラー奏法独特の、ヒット後のあまりの動きを滑らかに行えるようにするためでもあります。あまりの運動とはヒットのあとの運動のことです。一般的な奏法においては、ヒット時にスティックを握りこんで力を使うことで、運動を強制的に終了させています。そのため、動かしていた腕を自分で止めるということになり、疲れやすくなるわけです。しかも、考えてみてください。普通、運動の終わりには大きなエネルギーは生まれません。エネルギーが大きく生まれるのは、運動の途中なのです。例えば野球の投手がボールを投げるとき、ボールを投げた瞬間に動きが止まりますか?そんなことありませんよね。そんなことをしたら危ないですよね。投げた後もあまりの運動がありますよね。また、ラグビーでタックルするとき、目指す相手の位置で止まりますか?そんなことありませんよね。その先にめがけて突っ込んでいきますよね。


モーラー奏法においても同じなのです。ヒットの瞬間というのは、運動の途中、回転の途中なのです。ですからこのときに腕の運動を止めるなどということはせずに、スティックが打面を突き抜けて飛んでいくぐらいの感覚で叩くのがいいのです。外回転の場合、叩いた直後に腕の運動を強制的に止めるのではなく、腕が胴体に徐々に吸収されるように終息するのです。習得していない人から見たら、見ため的にはあまり変わらないように見えるかもしれませんが、感覚的にはまったく違います。インフ二ティーを描くという点から考えても、ヒット後のあまりの運動はとても重要です。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-1-10 5:04:47 (5256 ヒット)



上腕の回転について




肘を机の上につけて、腕相撲をするように動かしてみてください。このとき肘の内側の角度が変わらないようにしてみてください。肘が動いていないのに、手のひらが移動します。これはなぜだかわかりますか?

肘というのは蝶番関節(ちょうばんかんせつ)といって、ある一定の方向しか動かないという関節です(厳密にいえば開閉だけでなく左右もほんの少し動きます)。この肘での関節の動きは、上腕と前腕でつくられる肘の内側の角度を変えることができます。しかしこの関節の動きだけでは、腕相撲はできません。肘をつけて、手のひらを自分に向けたまま、顔の前を横切るように動かすのも、肘の関節ではできない動きなのです。この動きは上腕骨が内旋したり外旋したりして、はじめて動くのです。


自覚しているしていないに関わらず、上腕はくるくると旋回しています。


上腕が内旋・外旋しなければ、腕相撲はできません。それどころか、生活そのものに支障をきたすでありましょう。

このように、私たちの上腕は、肘が蝶番関節であることを考えると、回っていることがわかると思います。前腕のしゃっ骨とう骨だけが回転するのではなく、上腕も回っています。この部分の回転は、モーラー奏法においてはとても重要なのです。


 


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2006-12-26 3:16:48 (20069 ヒット)



セッティングについて




動画はこちらから 3連系手順1Lスタート



モーラー奏法でスネアを叩く場合の体とスネアの位置関係を考えてみましょう。腕全体をリラックスして動かすため、普通の奏法に比べてスネアが近く感じてきます。それは、腕全体を内回転させて、肘を開くという運動をするということに起因します。近すぎると、けんこう骨が閉じがちになるため、腕が動かしにくくなるのです。腕を動かしやすくするためには、けんこう骨を開いた方がいいのです。これをやると背中が猫背になってきます。猫背については、異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが、動きにおけるリラックスの状態を考えると、とても自然なことなのです(ただし猫背であっても、著しく前のめりになっていたり、その姿勢のまま胴体の動きをとめようとしてしまうのなら、リラックスは難しくなります。常に少しは動いているということが重要なのです)。やってみれば分かると思いますが、猫背になるとスネアに限らず、すべての楽器が自分の体に近くなります。近いと叩きにくいですから、離れていくのです。
腕の回転で考えると、内回転で叩く場合は、遠くて高い方が叩きやすく、外回転で叩く場合は、自分の前にあるものを集めてくるような動きになるので、近くて低い方が叩きやすくなります。モーラー奏法ではこの両方を使うので、トータル的には遠めで高めということになるのです。バディー・リッチやキース・カーロックがスネアを自分と反対方向に傾けるのも、潜在的にスネアが近いと感じているからであると思われます。ですから、モーラー奏法で叩く場合は、体からスネアが少し離れているくらいがちょうどいいのです。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2006-12-19 1:18:18 (19127 ヒット)



スティックをはさむ




動画はこちらから 3連系手順1



ドラマーのうちのほとんどの方が、スティックを「握って」叩いています。この握るという行為は、ドラムを叩く上で当たり前のこととして行われています。しかし、この行為は、力を入れれば入れるほど、前腕部の筋肉を硬直させ、しなやかな回転を阻害してしまいます。しかも、前腕が硬直してくると、上腕から前腕への動きの流れに支障をきたします。さらに、この流れが悪くなると、肩付近の筋肉が、疲れやすくなります。一般的な理解としては、スティックを握るという行為は手首から先だけのことで、腕のリラックスには関係ないと思っているかもしれませんが、じつはそんなことはありません。腕全体のしなやかな動きと深く関係しています。

リラックスを求めるならば、「握る」という行為は大敵なのです。

「しかしスティックを握らなければ、飛んでいってしまうじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、やろうと思えば、ヒット時にスティックをはさむことさえしないで指にのせているだけで、大音量でのストロークをすることができます。もちろん手にマメなどはいっさいできません。マメができてしまうのは、一カ所に集中して握ってしまうからです。握るという行為から、どれだけ離れることができるかが大切なことです。そのためには、リバウンドのコントロールを高める必要があります。このコントロールには、バウンドを生かすことと、吸収させることの2種類があります。マメを回避するには、この吸収の方法にコツがあるのです。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2006-12-6 23:10:15 (8386 ヒット)



脱力の重要性




動画はこちらから 3連系タタツ アクセント理論8-2



モーラー奏法を習得する上で難しいと感じる部分は、厳密な意味で完全に何の筋力もいっさい使わないわけではないからです。もしそうならば、脱力するのは難しくありません。レッスンにおいても、脱力の大切さを何度も言っておりますが、それがなかなかできないのは、ほんの少しだけ筋力を使うからです(レッスン中でも「スティックを持つとわからなくなる」という感想が多く聞かれます)。この、「少し」というのが曲者で、どれくらい少しなのかというのが、人によって理解が違うことが問題なのです。たいていの方は、「これくらいは使うだろう」の「これくらい」が、使いすぎであることが多いのです。大切な事は、力を入れてもよいと考えるのではなく、いかに力を使わないで動くかということを工夫するということなのです。またこの感覚は、習得した人でないと本当にはわからないのです。簡単に分かった気になってしまうと、脱力どころか逆に力が入っていても気づかないということになりかねないので、気をつけてくださいね。しかも脱力の習得には、「合格」はありますが、「完全」というものはなく、習得した人であっても、さらに続ければ続けるほど進行していくというのが真実なのです。極めようとすればするほど、奥の深い世界に足を踏み入れることになるのです。どうか安く出来上がってしまわずに、日々「より力を使わないようにしよう」という考えをもって練習していただきたいと思います。


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