モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-2-12 1:30:00 (5528 ヒット)


すりあしと重心移動





すり足と重心移動


 


当ドラムメソッドでは、モーラー奏法を脚に応用していくときに、すりあしの感覚を大切にしています。


 


すりあしのことは、ご存じでしょうか?


 


手前味噌できがひけますが、私自身はおさないころ剣道をやっておりまして、このすり足はよく練習しました。


いまおもうと、このときに、体全体の重さを足のうらにのせるということを体得したのだなあと、ドラムとは関係がないとおもわれそうなことですが、じつはとても深い関係があったのだなあと実感しています。


 


このすり足とは、足のうらに徐々に体の重さをあずけることと考えることができます。


このときに、足にある距骨に体重がのせられるように意識できると、楽に支えることができるようになっていきます。 足の骨はアーチ状に構成されていて、距骨に正しく重さが加われば、足の裏全体に分散されると、当ドラムメソッドでは考えております。


 



 


 


以前に、体を楽に足の裏でささえるためには、脚のラインをそろえ、骨盤をそろえる必要があるとご説明しました (体をささえるということ参照)。


文章だけで理解するのは、少々難しいかもしれませんが、剣道などで使うすり足の熟練された状態が、まさに私が説明したかったことをあらわしています。武道に心得のあるかたは、厳しい訓練をつまれておられるでしょうから、例え理屈は理解していなくとも、知らず知らずのうちに身につけているということは、十分可能性のあることです。


 


すり足はそのように、体の重さを徐々に足の裏にのせることができるようになるので、バスドラの音を出す際に、使うペダルのプレートの動きに対して繊細に対応できるようになると、当ドラムメソッドでは、考えております。


ペダルのプレートは、下に下がることでビーターを動かします。


これは、床をすりあしで徐々に体の重さをあずける感覚があると、プレートの上下の動きにそって、無駄なく徐々に重さを乗せることができるようになってきます。そうなると、それを応用して、ペダルのビーターのバネをうまく利用する感覚も養うことができるようになってきます。


 


注意しなければならないことは、イスの位置です。


ペダルに対して、足・下腿・大腿の関係が一直線になると、体は支えやすいのですが、脚が動かしにくくなるため、注意が必要でしたね。おおよその目安としてバスドラの正面が、自分の正面とほぼ平行になるぐらいの位置が良い位置です(脚の動きと足のうごき1参照) 。


 


体全体の重心はどこにあるのかご存じでしょうか?


 


私たちが立っているときは、体全体の重心は、骨盤付近にある仙骨のやや前方にあるといわれております。




 


ドラムは座って叩く運動ですので、座ったとき、どこに重心が移動するのかを考慮に入れて動くことはとても重要です。人間の胴体は腕・脚に比べて思ったより重いので、立っているときと比べて、すこし前方に移動している程度ではないかと、当ドラムメソッドでは考えています。イスに座ったら、立っているときとくらべて、脚は前にでていますよね。ですから、その分前方に移動すると考えるわけです。


 


 


また、 物質を移動させるとき、もっとも効率の良い方法はどのような方法があるかというと、じつはこの重心をとらえるということがとても重要なのです。無重力状態においては、その物質の重心をとらえて押すと移動が始まります。しかし、重心からはずれると物質は移動しないで回転するといわれています。地球上には1 G という重力があるため、宇宙空間での物質へのアクセスとは同じではありませんが、重心をとらえることができれば、もっとも少ないエネルギーでその物質を移動させることができるようになりますよね。



 


あまり知られていないことですが、私たちの腕や脚を動かすと、体全体の重心が移動します。腕だけを動かしているのだから、胴体は関係ないと思いがちですが、実はそんなことはないのです。体全体の重心は動いているのです。ですから、腕や脚を大きく動かしているのに、体全体の重心を安定させる(重心の動きを止めるという意味)ことなど、決してできることではありません。そのようなことをすると、胴体の動きを無理に止めようとすることになってしまい、かえって無駄な力みをいれることになってしまいます。動いているときは、体全体の重心は安定させることよりも、動かしていながら、バランスをとるという感覚が大切です。確かに、胴体があまりにも不安定な状態では、動きの質は高まらないでしょう。このようなときは、坐骨で上体をしっかりささえるという感覚が必要です。基本的には、大きく動くのであれば、体全体の重心は一点に止めようとしてはいけません。あくまでも楽に動くということが何にもまして大切なことです。


 


当ドラムメソッドでは、脚のレッスンのときに、すりあしを使って、体全体の重心移動の感覚を身につけるべく、練習しています。


 


 


 


 


hiromu@drumlesson.cc


 


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2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-1-28 11:26:15 (5947 ヒット)


折れモミジについて






折れモミジについて


 


モーラー奏法に代表される、リラックスを主体とした奏法において、腕の先よりも胴体に近い方を意識するということは、とても大切なことであります。このことは、いろんな場面で、何度もお伝えしております。


 


しかし、実際にスティックをもって、楽器を演奏すると、一般奏法のかたはもちろん、モーラーをマスターしているといわれている方でも、肩甲骨よりも手のひらのほうに意識がいってしまうということが、おこっています。


 


そのように動いてしまうと、腕の動きの質が高まりきらず、リラックス感の進行やスピードアップに天井がやってきやすいのです。


 


しかしながら、実は、これを簡単に解決する方法があります。


 


それは、このように指を形作って、腕全体でインフィニティーを描けばよいのです。



 


この手のひらの形を、紅葉の葉の一部の端が折れ曲がっているような形であるため、「折れモミジ」といいます。


 


にわかには信じがたいかもしれませんが、この形をとるだけで、肩のほうに意識をもっていくことができます。つまり、腕全体がより動かしやすくなるということなのです。


 


試してみてください。


 


繊細に感じられるようになると、腕がリラックスして動いてくるのがわかります。


 


私たちの生徒のかたでも、多くの方がこの指の形をとることによって、腕の先から胴体付近へと意識をもっていくことができるようになっています。


 


この形をとることで、見違えるように、きれいにインフィニティーを描けるようになった生徒さんもいらっしゃいます。


 


効果は、私自身が目の前で、まのあたりにしていますので、自信をもっておすすめできます。



この形をとるときに、親指と人差し指と小指は無理のない程度の力で指を伸ばしましょう。同時に中指と薬指が手のひらについてしまうと、伸ばしている指を曲げたくなるので、指を伸ばすことに注意して形を作ってください。





これは、おそらくは手の指を伸ばす筋肉をつかって、腱をはることで、手首からさきをわざと動かしにくくさせて、それで肩付近を使わせるように誘導しているのではないかと、当ドラムメソッドでは推測しています。


 


この折れモミジは、武道研究家の甲野善紀氏から学んだものです。いまや、当ドラムメソッドの指導上のすぐれたスキルとなっています。大変すぐれた方法論であると思います。


 


私たちの手というものは、腕に比べて感覚が非常に感じやすくなっています。さらにスティックを持つことで、手に意識を集中させやすいという傾向になることがわかってきました。そうなると、胴体側に近い、肩甲骨に意識を持っていくことが非常に難しくなってしまい、結果的に手のほうが腕よりも先に動くように誘導してしまうのです。これが、手から先に動かしてしまう一般奏法が広がっている理由のひとつであろうと当ドラムメソッドは考えています。誰かがひろめたために、弊害がおきているのであるとは思っておりません。私たちは、一般的なドラムの指導をされている講師の方も、みな生徒のためにがんばっておられると信じています。しかし、ほんとうに残念なことですが、一般奏法での指導をされている方が、ご存知ではないために、腕が動かしにくくなっているということも事実であろうとおもいます。


 


 


また、腕の動きの質を高めるためには、肩甲骨の滑らかな動きと、上腕の内旋・外旋をともなわなければならないということがわかりました。このことがストロークのスピードをあげるための要になっています。この折れモミジを利用すれば、動きの質をさらに高められるということになります。うまく応用できれば、力むことなく、ストロークのスピードを上げられるでしょう


このほかにも、、右腕と左腕がバラバラに動いているような感じがして、困っているという人にも効果があります。


 


 


みなさんもぜひ、腕の運動の質を高めるために、使ってくださいね。


 


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2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-1-14 21:20:15 (4652 ヒット)


モーラー奏法がめざしたかったこと







 


モーラー奏法がめざしたかったことは何でしょうか ?


 


スピードアップでしょうか?


音量をあげることでしょうか?


 


正確に把握することは難しいですが、当ドラムメソッドがモーラー奏法に代表されるリラックスを主体とした奏法を研究しはじめて、はっきりわかったことがあります。


 


それは、リラックスからすべてはじまるということです。


当ドラムメソッドでは、モーラー奏法がめざしたかったことも、この一点につきるのではないかと考えております。


 


そんなこと当たり前だと思った方、どうか聞いてください。


 


脱力をすすめるということは、本当は何にもまして難しいということを。


 


 



力が入ってしまう人ほど、自分に力がはいっているという事実に気がついていないということを。


 


 


このことは、別な面からみてみると、自分の無駄な力が入ってしまう部分は、自分では察知できないということになるのです。


これは、法則として考えていただいて間違いありません。


 


つまり、リラックスなんてできて当たり前だと思っている人ほど、できていないということがありえるのであり、実際私たちがみてきた生徒さんのほぼ100パーセントの方が、何らかの力みをもっていたという事実があります。


 


その方達が、力みをとって、ドラムをたたけるようになったときのうれしさは、こちらにも伝わってくるほど、うれしいものです。


 


力みをとって腕が動きやすくなったときの、感動をぜひあなたにも味わっていただきたいと思います。


 


そうして、無駄な力みが取れ始め、脱力が進むにつれて、ストロークのスピードや音量が上がっていきます。それ以外にもフリーグリップがマスターできれば、豊かで艶のある音色を難なく出せるようになります。これらは、すべてリラックスを進めようとするだけで、自然とできてしまうことなのです。


 


当ドラムメソッドでは、誰もがリラックスして腕を動かせるように、独自の研究開発をすすめております。


この研究開発の結果出来た理論で、有名プロドラマーの方のストロークのスピードも短期間で上がったという実績ができました。私たち当ドラムメソッドの講師陣にとっても非常にうれしいことです。


もちろん、研究開発は今でもすすめております。


 


過去に当ドラムメソッドで学んだ方も、ぜひもう一度進化した当メソッドを体験していただきたいのです。必ずやご希望の状態に近づけると自負しております。


 


奏法は進化していくものです。


 


お待ちしております。


 


 


hiromu@drumlesson.cc


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