モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-9-14 2:32:26 (5603 ヒット)








テンポと落下スピードについて





モーラー奏法を習得していく過程では、重力を利用した脱力感の習得が、とても大切です。とくにテンポがゆっくりな場合は、腕の落下スピードを考慮に入れた練習が重要になります。当ドラムレッスンでは習得の初期の段階で、インフィニティーを描くという練習をします。これは初めにスピードを一定にして描くのですが、腕の外回転時に脱力を意識すると、インフィニティーを描くスピードが変化してきます。外回転時には割りと素早く描くようになり、内回転時には、ゆっくりと描きます。脱力ができていない人のほとんどは、このインフィニティーの描き方が一定のスピードに固定されてしまっています。こうなってしまうと、ゆっくり描いていても、上腕が落下スピードと異なるため、腕を落とすという感覚を利用できず、疲れがたまってしまいます。モーラー奏法に初めて取り組む多くの人が、上腕や肩の疲れをうったえます。これは上腕やけんこう骨を落下させることができないためにおこる痛みなのです。重力を感じて落とすことができれば、疲れはまったくなくなります。これは、2次元的なインフィニティーから、3次元的な立体のインフィニティーに変換するとき、このことが顕著に現れてきます。独学でモーラーを習得しようとしている人は、このあたりがわかりにくいと思います。脱力の感じがつかめない人は、脱力できている人の演奏を直接見ていただきたいのです。映像などでも悪くはありませんが、映像で脱力を確認できるのは、自分自身が脱力を身につけている人なのです。上腕やけんこう骨の落下スピードは、テンポによって変化するものではないので、超高速のときを除いては、この落下をしっかり利用できるようにしましょう。



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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-8-29 1:48:56 (4477 ヒット)






自然なリバウンドを利用する効用





モーラー奏法の特徴のひとつに自然なリバウンドを利用するストロークがあります。グリップを考える際にとても重要なポイントにもなります。そもそも打面にむかって音を出そうとすると、ほとんどの場合はねかえりの力が発生します。このはねかえりを次の音へと利用しようとすると、自然に指のスティックへの圧力を弱めることになり、指の脱力が進み、スピードも上がるということになるわけです。おわかりでしょうか?自然にはねさせているわけですから、1打1打叩いているという感覚もなく、まるで1打のストロークのなかに複数の音が勝手に含まれているような感じになるのです。このテクニックが習得できると、シングルストロークが驚くほど速くなります。テンポ200以上のシングルストロークでもどこも疲れることなく演奏できます。一般的な奏法において、シングルストロークのスピードを上げる際に起こる前腕部が痛くなってしまうという現象を回避できます。


このテクニックでは、腕全体の動きのエネルギーを利用してヒットし、スティックのリバウンドを、指でスティックをわずかに挟むという行為でコントロールしています。通常のモーラーではないストロークでも、この原理を利用すること自体は可能ですが、リバウンドの威力がなくなっていくと音がとぎれて、連続することができなくなってしまいますこのストロークを連続して利用するためには、モーラー奏法独特の回転運動が適しています。何度も説明していますが、腕というのは回転運動が主体です。その回転には2つあり、内回転したら外回転するというように、必ずセットで動いています。モーラー奏法においては、各々の回転時においてヒットすることができるので、リバウンドを利用したストロークを途切れずに連続させることができるわけです。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-8-15 21:30:49 (4184 ヒット)




スティックを握るということ




シングルストロークやダブルストロークの練習をしていて、スピードを上げようとすると、前腕部(とくにひじのすこし前のあたり)が痛くなることはありませんか?ハードに握ろうとしたり、手首から先だけを動かそうとしたりすると、痛くなってきます。ほとんどのドラマーが「これは仕方のないこと」と思っていることでしょう。脱力の特徴として、脱力が進んでいる人は、進んでいない人を見抜くことができますが、その逆はあまりないのです。それに力が入っているという自覚がないと、痛みがやってくる前のサインを感じることができないため、何のまえぶれもなく突然痛みがやってくるように感じます。そのためしかたないと感じてしまうようです。


しかし、これはしかたないことではありません。 モーラー奏法を習得すると、この類の痛みからはすべて解放されます。いくら音量やスピードが上がっていても、前腕部が痛くなるなどということはありません。 それは体の自然な動きを利用しているからです。


実は スティックを握ろうとすればするほど、腕全体のリラックスに悪影響が及びます。 強く握りこんでしまうと、前腕部の筋肉が硬直します。この硬直がしゃっ骨を軸にしたとう骨のなめらかな回転を阻害してしまいます。また、強く握るということは、必然的に指に意識がいきすぎて、腕全体を先端から動かしてしまうことになりやすいのです。このことが、リラックスして腕を動かすということと反対のことになってしまうのです。 しかし残念ながら、ほとんどの方が、この事実に気がついていません。 それはドラムを叩くうえで、スティックを握らないと叩けなくなると思い込んでしまっているからです。やろうと思えば、ヒットの直前からしばらくはスティックを指で挟むことさえしないで、大音量を出すことができるのです。これは徐々に修得していけば、決して難しいことではありません。


スティックを握るということが、腕全体のリラックスと深い関係にあるということを知っていただければ幸いです。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-7-25 2:21:47 (5767 ヒット)








モーラー奏法  脚への応用




モーラー奏法の脚への応用は、基本的には腕と同じです。しかしながら体全体の重心移動を無視しては、演奏が成り立たないため、体全体の重心をどのように扱うかということを脚への応用レッスン時に説明しています。このことが腕との決定的な違いになります。本来モーラー奏法というのは、腕をどう動かしていくと効率的であるかを考えてはいるのですが、残念ながら体全体をどのように動かすべきであるかというところまでは、掘り下げてはいないのです。この体全体のリラックスの本質的な部分を知らなければ、モーラー奏法の脚への応用はできません。 逆にいうとリラックスの本質的な部分を体得していれば、モーラー奏法が目指している目的を的確につかみ、達成することができます。形だけまねしても意味がないのは、リラックスということからかけ離れてしまっているからです。本当に脱力するためにはかなりの訓練が必要です。
腕が描く軌道にインフィンティーがあったように、脚においてもインフィニティーを描きます。しかし、脚は腕とはちがうある役割を担っているために、腕と同じ軌道にはなりません。つまりインフィニティーが変化しているのです。この動きは、前期のトニーウイリアムスの左足やデイブウエッケルの右足などで観察することができます。みなさんもぜひご覧んになってください。


また、腸腰筋というインナーマッスルの筋肉群のなかにある大腰筋も、重要な役割をはたします。解剖学においては大腰筋は、股関節を屈曲させるという役割があるということがわかっていますが、残念ながら普通の人は、この大腰筋をあまり使えてはいないのです。このインナーマッスルの活性化も脚の奏法にとってはとても重要なカギになっています。


 



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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-6-21 0:32:01 (6889 ヒット)







屈伸運動と回転運動




私達の主な運動に屈伸運動回転運動というものがあります。腕について考えてみましょう。屈伸運動においては肘がつくる上腕と前腕の角度は、大きくなったり小さくなったりします。この角度を変えるように動くということは、回転運動がおこらない限り、腕の先から動いてしまいます。こうなってしまうとリラックスしにくい状態になってしまうのです(もちろん屈伸運動がまったくおこらないということではありません。運動の主体が回転運動であるということです)。これは別の言葉でいうと進行方向に近い方から先に動くということになります。自然界にいきている動物たちや一流と呼ばれるスポーツ選手をよくよく観察してみてください。体幹部が腕や足である 四肢を従えるように動いています。それはとてもしなやかで、美しくさえあります。回転運動を利用することで、このようなリラックスした運動ができるようになってきます。つまり腕の運動は回転運動を利用することによって、先端から先に動いてしまうのをさけることができます。しかし、いざスティックでドラムを叩こうとするとき、ほとんどの人が手首付近を体幹部よりも先に反応させてしまいます。そのような場合、多くが力みがちになります。そして力が入りすぎているということに気づかないまま叩いてしまい、スピードや音量をアップさせることができないでいるのです。よく「小手先の技術」「小手先の対応」などとやゆされることがありますが、その小手先とは、まさに前腕部の先端部分のことをいうのです。仕事がよくできる人のことを「腕がいい」といいますよね。「手がいい」といわないのも、意味があるのでしょうね。私達の腕は自然に動いているときは、その多くが回転運動を行っています。その自然な運動に則した叩き方を習得することで、リラックスしたままスピードや音量を上げることが可能になります。


当ドラムレッスンでは、屈伸と回転の運動の効果の違いについて説明し、よりリラックスするために指導をいたしております。


 


 



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