モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-10-17 23:23:49 (4499 ヒット)








リラックスは理性的にもとめられるもの






この業界には、非常にたくさんのドラムレッスンがあります。そのうちの多くが、基本ストロークを大切にしていることと思います。しかし、この基本というものが何をもとに成り立っているのか、またなぜそう動くべきなのか、その基本が本当にリラックスを進行させるものなのか等の検証はされてはいないのが現状です。そのため、一般的にはリラックスをうながすために、それぞれの先生によるそれぞれの方法があるように思われてしまっています。しかしながら、リラックスするための方法は、人によって完全に違うということはなく、すべての人に共通の方法があるのです。この方法をしっかりと身につければ、疲れや痛みはいっさいなくなります。他のドラムレッスンを受けている方に聞きたいのですが、あなたの先生は疲れや痛みを軽減するための指導を施してくれましたか?「それはしかたがない」「リラックスは自分でみつけるしかない」というようなことを言われていませんか?有効な対応策を教えてくれましたか?また、チップが最短距離を通れば、スピードが最速になるといわれて、そのとおり練習して、ほんとうにリラックスできていますか?ほんとうにスピードがあがっていますか?じつは練習すればするほど前腕部に痛みがきていませんか?まだ完成できていないからしかたないと思うかもしれませんが、ほんとうのリラックスは完成に向かう途中で徐々にあらわれてくるものなのです。完成しきったときにはじめて完全なリラックスが突然おとずれるわけではありません。チップが最短距離を通れば最速になるということは、残念ながら正しくありません。確かに距離が短くなればスピードが上がりやすいのは事実ですが、それは腕の動き方が原則的に同じ場合に成り立つ理屈であって、動きそのものがリラックスできていない場合 (とくに手首から先だけが屈曲・伸展している等の動きなど)には成り立ちません。チップが最短距離をとおっていないのにもかかわらず、最短距離を動いているストロークを上回るスピードが出せてしまうのです。僕は奏法を変えたときに、この事実をまのあたりにしました。 それまではスピードを上げようとすると、前腕部が痛み出してしかたがなかったのですが、奏法を変えてからは、痛みを伴うどころかまったく疲れもせずスピードがあがっていきました。当ドラムレッスンの生徒のみなさんも、自分自身のリラックスが進んだことを非常に喜んでおられます。あなたもしっかりした理論でリラックスをもとめてみませんか?


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-9-28 1:12:40 (8681 ヒット)



手首のスナップ





私たちは、「手首のスナップをきかせる」という言葉を耳にします。これについてドラムの業界において、大きな誤解が存在しています。現在一般に広まっている奏法では、 スピードの速いストロークのとき、 手首から先だけを動かそうとすることが多いのです。 体感していただければすぐわかることですが、手首の屈曲・伸展だけの運動では、スピードは上がりにくく、危険も潜んでいます。 手首の丈夫な方は、それでいいのかもしれませんが、人の動きの原則を考えると、リスクが大きくな ると言わざるをえません 。 ましてやヒット時にスティックをぎゅっと握りこんでしまっているときには、指を動かす筋肉の端である腱に負担がかかります。ドラムがきっかけでなる腱鞘炎は、これが原因である可能性が高いのです。これを避けるには、しゃっ骨を軸にしたとう骨の回転運動がよいのです。当ドラムレッスンでは、この回転運動を取り入れた高速シングルストロークを紹介していますが、この運動は、リラックスしながらスピードを上げるのにとても都合がいい上に、安全に取り組めるのです。トニーウイリアムスやデニスチェンバースなどのは、この動きを利用して前腕部を回外させて、ストロークを行っています。手首から先だけを屈曲伸展させる運動としゃっ骨を軸にしたとう骨の回転運動は、プロ・アマを問わずほとんどのドラマーにとって、見た目に区別がつきにくい運動なのです。プロの方で、ご自分のストロークを「手首が上下運動している」とレクチャーしていたとしても、とう骨が動いていれば、回転運動を利用していることになるのです。プロドラマーであっても、言葉と動きが一致していない人は多いのです。このように書くと驚かれる方もいらっしゃるでしょう。しかしプロドラマーは動きを演奏に利用することには長けていても、動きそのものを、するどく観察し解説できるかどうかは、別問題なのです。ここを見抜かなければいけません。人の運動の状態を見抜く目というものは、かなりの個人差があり、自分の思い込みに左右されやすいのです。 手首のスナップをきかせるということの正しい理解は、手首から先だけが屈曲・伸展するということではありません。手首よりももっと胴体に近い腕が動いた結果として、最後の一押しとして利用するものであるのです。人間の体の運動においては、屈伸ではなく、回転が主体であり、手首といった腕の末端より、体幹部が先に動くということが、とても重要なのです。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-9-14 2:32:26 (5605 ヒット)








テンポと落下スピードについて





モーラー奏法を習得していく過程では、重力を利用した脱力感の習得が、とても大切です。とくにテンポがゆっくりな場合は、腕の落下スピードを考慮に入れた練習が重要になります。当ドラムレッスンでは習得の初期の段階で、インフィニティーを描くという練習をします。これは初めにスピードを一定にして描くのですが、腕の外回転時に脱力を意識すると、インフィニティーを描くスピードが変化してきます。外回転時には割りと素早く描くようになり、内回転時には、ゆっくりと描きます。脱力ができていない人のほとんどは、このインフィニティーの描き方が一定のスピードに固定されてしまっています。こうなってしまうと、ゆっくり描いていても、上腕が落下スピードと異なるため、腕を落とすという感覚を利用できず、疲れがたまってしまいます。モーラー奏法に初めて取り組む多くの人が、上腕や肩の疲れをうったえます。これは上腕やけんこう骨を落下させることができないためにおこる痛みなのです。重力を感じて落とすことができれば、疲れはまったくなくなります。これは、2次元的なインフィニティーから、3次元的な立体のインフィニティーに変換するとき、このことが顕著に現れてきます。独学でモーラーを習得しようとしている人は、このあたりがわかりにくいと思います。脱力の感じがつかめない人は、脱力できている人の演奏を直接見ていただきたいのです。映像などでも悪くはありませんが、映像で脱力を確認できるのは、自分自身が脱力を身につけている人なのです。上腕やけんこう骨の落下スピードは、テンポによって変化するものではないので、超高速のときを除いては、この落下をしっかり利用できるようにしましょう。



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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-8-29 1:48:56 (4479 ヒット)






自然なリバウンドを利用する効用





モーラー奏法の特徴のひとつに自然なリバウンドを利用するストロークがあります。グリップを考える際にとても重要なポイントにもなります。そもそも打面にむかって音を出そうとすると、ほとんどの場合はねかえりの力が発生します。このはねかえりを次の音へと利用しようとすると、自然に指のスティックへの圧力を弱めることになり、指の脱力が進み、スピードも上がるということになるわけです。おわかりでしょうか?自然にはねさせているわけですから、1打1打叩いているという感覚もなく、まるで1打のストロークのなかに複数の音が勝手に含まれているような感じになるのです。このテクニックが習得できると、シングルストロークが驚くほど速くなります。テンポ200以上のシングルストロークでもどこも疲れることなく演奏できます。一般的な奏法において、シングルストロークのスピードを上げる際に起こる前腕部が痛くなってしまうという現象を回避できます。


このテクニックでは、腕全体の動きのエネルギーを利用してヒットし、スティックのリバウンドを、指でスティックをわずかに挟むという行為でコントロールしています。通常のモーラーではないストロークでも、この原理を利用すること自体は可能ですが、リバウンドの威力がなくなっていくと音がとぎれて、連続することができなくなってしまいますこのストロークを連続して利用するためには、モーラー奏法独特の回転運動が適しています。何度も説明していますが、腕というのは回転運動が主体です。その回転には2つあり、内回転したら外回転するというように、必ずセットで動いています。モーラー奏法においては、各々の回転時においてヒットすることができるので、リバウンドを利用したストロークを途切れずに連続させることができるわけです。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-8-15 21:30:49 (4186 ヒット)




スティックを握るということ




シングルストロークやダブルストロークの練習をしていて、スピードを上げようとすると、前腕部(とくにひじのすこし前のあたり)が痛くなることはありませんか?ハードに握ろうとしたり、手首から先だけを動かそうとしたりすると、痛くなってきます。ほとんどのドラマーが「これは仕方のないこと」と思っていることでしょう。脱力の特徴として、脱力が進んでいる人は、進んでいない人を見抜くことができますが、その逆はあまりないのです。それに力が入っているという自覚がないと、痛みがやってくる前のサインを感じることができないため、何のまえぶれもなく突然痛みがやってくるように感じます。そのためしかたないと感じてしまうようです。


しかし、これはしかたないことではありません。 モーラー奏法を習得すると、この類の痛みからはすべて解放されます。いくら音量やスピードが上がっていても、前腕部が痛くなるなどということはありません。 それは体の自然な動きを利用しているからです。


実は スティックを握ろうとすればするほど、腕全体のリラックスに悪影響が及びます。 強く握りこんでしまうと、前腕部の筋肉が硬直します。この硬直がしゃっ骨を軸にしたとう骨のなめらかな回転を阻害してしまいます。また、強く握るということは、必然的に指に意識がいきすぎて、腕全体を先端から動かしてしまうことになりやすいのです。このことが、リラックスして腕を動かすということと反対のことになってしまうのです。 しかし残念ながら、ほとんどの方が、この事実に気がついていません。 それはドラムを叩くうえで、スティックを握らないと叩けなくなると思い込んでしまっているからです。やろうと思えば、ヒットの直前からしばらくはスティックを指で挟むことさえしないで、大音量を出すことができるのです。これは徐々に修得していけば、決して難しいことではありません。


スティックを握るということが、腕全体のリラックスと深い関係にあるということを知っていただければ幸いです。


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