ドラムの譜面について2

ドラムの譜面について

よく読んでね!

譜面が苦手な人へ

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譜面のもつ2つの方向性は分かりましたか?
譜面はまあまあ読めるという人も、きっと参考になることがあると思いますので、読んでみてください。
ちょっと復習しておきましょう。

譜面のもつ2つの方向性

1.五線譜の縦軸=音程を表している(ドラムの場合は、具体的にドミソがあるわけではないので、どの楽器を叩くかを指定することになります)。

2.五線譜の横軸=音価を表している。
ここで取り上げているテーマです。音価というと、なにやら難しそうだ、と思うかもしれませんが、ひらたく言うと、音の長さ(音符や休符の長さ)のことです。音に長さがあるということは、当然音を鳴らし始める開始位置と、音を鳴り終わらせる終了位置があるということになります。打楽器においては、音が自然に減衰して(だんだん小さくなって)いきますから、音の開始位置には注意を払う事は多くても、その長さ、もしくは終了位置については、気にしている人は少ないようです。また、譜面が読めないと悩んでいる人のほとんどが、この長さ、開始位置、終了位置の関係をしっかりと把握していないように僕には見えます。ですから、この音価についてしっかり理解しておくことが、譜面をしっかり読めるポイントになってくると思います。

では引き続き、音の開始位置と長さについて考えて見ましょう。
ここでは1拍を16分音符4つ分として表しています。

まずこの譜面を見てください。



この2つの音符をスネアで叩くとします。その時この2つの音はどう違うのでしょうか?それとも違わないのでしょうか?

これらの音をスネアで表現する場合は、8分音符の方を叩いても、16分音符の方を叩いても聴感上まったく同じに聞こえます。
この2つの譜面をスネアで叩くとまったく同じになるわけです。

ではこの2つの譜面はいったい何が違うのでしょうか?それを考えるにあたって音符を図に置き換えてみましょう。
そうすると8分音符は、



というようになります。音はスネアではなくハイハットで聴いてみましょう。




一方、16分音符の方は、



となります(白色の四角は休符)。
こちらの音符もハイハットで聴いてみてください。



どうですか?
音で確認するとよく分かりますよね。

この2つの違いはもうお分かりですね。そうです、この2つは音の開始位置は同じなのですが、音の長さが違うのです。
分かりやすく表現すると、8分音符2つでできている方は、タアタアといった感じで2音の終了位置が次の音の開始位置までつながっています。一方16分音符の方は、タンタン(ンは休符。タツタツでも良いですが、ここではあえて「ン」を休符にしています)といった感じで音の終了位置がつぎの音の開始位置までつながっていませんね。

では今度は、音の開始位置は同じであって、長さの違う音符を見比べてみましょう。


これら2つの音符の長さの違いをみてみましょう。



右側は休符がないので、音は鳴り続けていることになります。
左側は休符があるので、その部分は音は消えることになります。この部分の長さが短くなっているわけです。
もちろん音の開始位置は右も左も同じになっています。



もう1つみてみましょう。


これらの音符の長さを図にあらわすと、


となります。
音の開始位置は左右ともに同じです。
休符を含めた音の長さの合計も、左右で等しくなっています。
違いがあるのは、左側の最後が休符になっているというところです。

また、音が出ていない時も、何もないとは考えずに、「休符がある」と考えるようにしましょう。そのことが譜面を読む上で重要なキーポイントになると思います。












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