シャッフルフィールとはなにか

shuffle

考えてみよう!

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このページではシャッフルについて考えてみましょう。
シャッフルというのは、じつは8フィールよりも歴史が古いと言われています。
ブルースと深い関係にあり、ロックにもジャズにもつながっています。


では代表的なシャッフルをきいてみましょう。



こんな感じがシャッフルですね。ハネたリズムという言い方をしたり、スウィングするリズムと言ったりもします。

シャッフルとは

あたかも3連符の3つ目が存在しているか、強調されているかのように感じるリズムのこと

です。存在しているとはどういうことかと言いますと、例えば4分音符だけでドンタンドンタンと叩いているとき、3連符の3つ目にあたる位置にハイハットをちょっといれるだけで(強調しなくても)、たちまちシャッフルフィールになります。
強調されているとは、バスドラやスネアなどの(もちろんギターのカッティングやベースのフレーズなど、それ以外のものでもかまいません)存在感のある音で強調されているという意味です。

しかし、シャッフルの場合この3連符というのがクセモノなのです。というのは伝統的なシャッフルというものは、必ずしも3連符の3つ目でハネているわけではないからです。つまり、くだけた言い方をすると、だいたいの感じで3つ目あたりを強調するということです。^^;シャッフルに詳しい方ならご存知だとは思いますが、8フィールなのかシャッフルフィールなのかよくわからないなんてのもあるのです。そういう演奏はタイトに叩きたいという人から見たら、ただの下手なシャッフルに聞こえるでしょう。^^;でもそれがまたなんともいえないカッコよさであったりもします。そういうような2つの中間のようなリズムがあるといことが、8フィールがシャッフルから分かれてきたということの証明になるかもしれませんね。

とはいえ、練習するときは、適当なハネかたでよしとせずに、しっかりきっちり3連符の3つ目でハネるようにしましょう。それがしっかりできたあと、いろいろなハネかたを研究してみるのもいいかもしれません。(アメリカの南部では、地方によってハネかたが違うといったような話をきいたこともあります。)


今度はこれを聞いてみてください。


どうですか?3連符でできているのに、16フィールに聞こえませんでしたか?
これはハネかたどうこうの問題ではなく、3連符を使ったメトリック・モジュレーションです。3連符の3つ目が強調されていたとしても、必ずしもシャッフルに聞こえるわけではないのです。ですから8フィールのときも言いましたが、自分が「あたかも」「感じる」という部分が大切なのです。




これはどうでしょう。




16分音符でできているのに、シャッフルに聞こえますよね。
これもメトリック・モジュレーションの応用です。


このようにリズムというのは音符だけで定義しようと思っても、なかなか難しい面があるのです。要は自分自身の感性が重要なのです。譜面から音楽を考えるというのは、効率的で、的確ですが、肝心な感性の部分を忘れないでほしいということです。逆に感性にたよりきりの人は、理性的な説明ができず、音楽的なコミュニケーションをうまく取れていません。理性だけでは音楽はできませんが、感性だけでもなかなかうまくいきません。理性と感性のバランスをうまくとれてこそ、よきアーティストになれるのだと思います。












ビートとは何か

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