投稿日時 2007-3-15 0:45:51 | トピック: 



演奏中、つらくないですか?




モーラー奏法で大切なことは、リラックス感を維持するということです。リラックス感というのは主観によるところが多く、客観的に判断するためには経験を必要とします。そのため多くの場合、個人の主観的な感覚をたよりに議論がなされることになります。そうなると筋力が多くある場合、外観的には疲れる動きをしていても、当の本人はそうでもない感覚でいるということが起こりえます。もしそうであるなら、効率の悪い腕の動きをしていても、それを自覚できないでいるということになります。知らずしらずのうちに疲れてしまったり、ひどくなると筋肉が痛くなることもあります。ドラムにたくさん触れる時間のある人であればあるほど、このほんのわずかな感覚の差が、大きなリラックス感の違いとなって現れてきます。あなたは今の奏法で本当に楽になっていますか?「これくらいの疲れはしかたがない」と思っていませんか?疲れるには理由があります。それをつきとめれば、疲れをとることができ、かつ疲れを呼び込まないようにすることも可能なのです。人によって骨格に違いがあるから、リラックスをもとめる運動にも違いがあるように思うかもしれませんが、残念ながらそう思っているうちは、本当のリラックスを理性的にもとめることはできなくなります。リラックスには法則があるのです。一般的な奏法においてもリラックスをもとめているのに、疲れがとれないのはこの法則どおりに動いていないからです。確かに骨格に違いはあります。しかしその違いは、リラックスの法則を変えてしまうほど大きい違いではないのです。もしそれほど人によって骨格が大きく違うのであれば、医者が手術の際に体を切ってから構造を調べるというようなことになるはずです。実際にはそんなことはあり得ませんよね。誰もが上腕骨はひとつであり、前腕にはしゃっ骨とう骨があるのです。健常者であるならば、前腕にある骨が一本だけということはないのです。医者は医者になる過程で、人が共通にもつ体の構造を勉強しますよね。つまりこれは、リラックスして体を動かす際にも、共通の法則があることを意味するのです。ですから人によってリラックスの仕方が完全に違うということはないのです。当ドラムレッスンでは、演奏が楽になるお手伝いをしています。



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