投稿日時 2010-7-14 2:10:00 | トピック: 2010年


 


当ドラムメソッドでは、リラックスをしながら動くということを大切にしています。

実は、腕や脚の動きにとって、胴体の動きはとても重要な要素になります。

腕が動きにくいということの多くは胴体側の動きと関係しています。

簡単に言うなら、腕を動きやすくするためには、胴体の動きを無視することはできません。

伝統的なモーラー奏法においては、この部分まで言及できていないため、より深いリラックス運動に到達するのは難しいと当ドラムメソッドでは考えております。

腕や脚の動きは、胴体の動きに大きく左右されるものです。


以前にも紹介しましたが、胴体の動きの主なものは骨盤と背骨の動きです。
実は背骨の動きはいたってシンプルです。


1 反らす・丸める
2 伸ばす・縮める
3 捻る
(伊藤昇氏の胴体力より)

の3つです。

当ドラムメソッドでは、この3つを使って、

胴体そのもので波をつくるということ行っています。

1縦波(じゅうは)

丸めると反らせるを使って、胴体を縦方向に波打たせてみましょう。
猫背から普通の姿勢にもどるような感覚です。
大きく反らせると、腰に大きく負荷がかかるので注意してください。



※腰椎にハンディーがあるひと、また腰痛や背中に痛みがある人は、細心の注意をはらってください。この動きを勘違いしておこなうと痛みを悪化させる可能性があります。腰や背骨に負荷を感じるときは、行わないでください。

2横波(おうは)

伸ばす・縮めるを使って、横方向に波を作ってみましょう。
腰に不安があるかたも、正しく行えばこの動きなら大丈夫です。




3捻波(ねんぱ)

胴体を捻るときに注意することは、捻れる方向に胴体の重さが偏るということを理解しておくということです。
右に捻るときは、重さは右側に偏ります。

これは、胴体の中にある背骨が胴体の真ん中にはなくて、後ろの背中側にあることが原因で起こります。

胴体の重さを逆に偏らせると、捻れにくくなりますので、注意してください。






※体全体の重心を微動だにさせないように止めるということが、まことしやかに言われることがありますが、これは、はきりいって間違いです。

重心を必要以上に安定させるということは、腕と脚を動きにくくさせてしまうので、注意が必要です。

重心は安定させるのではなく、動きを一定に周期化させることが大切です。




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