投稿日時 2010-2-27 11:00:00 | トピック: 2010年




ここでは、当ドラムメソッドが内回転(うちかいてん)と命名したストロークについて解説していきます。
このストロークは、伝統的なモーラー奏法から進化したストロークとして当ドラムメソッドで紹介させていただいております。
ですので、一般奏法はもとより、伝統的なモーラー奏法についてもこのストロークの解説はありません。
当ドラムメソッドお奨めの新しい奏法です。
リラックスして動く奏法にとっては、外回転とともに、とても重要でかつ基本的なストロークです。



腕を十分に脱力して、動きやすいように整えます。














腕をなめらかに動かすためには、上腕の内旋の始まりと外転の始まりの間に時間差が必要であることは、以前にものべました。同じように、ここでは、肘を開かない(外転させない)で、少し上腕を内旋させます。同時に肘をすこし屈曲させます。









その後、肩甲骨を後ろから上に上げるようにしながら、上腕を外転させます。本当は脚や骨盤から肩甲骨の動きを誘導することが大切なのですが(それについては別途解説します。)、ここではまず、肩甲骨から腕を動かす感覚を身につけましょう。このとき上腕の内旋運動は引き続き起こっています。また、タメを感じることが必要なのもこの瞬間です。











次に肘を伸展させて、胴体からのエネルギーをスティックに伝えて、音を出します。指はまるでスティックを投げるかのようにして伸ばしていきます。決して強く握らないでください。実はあまり知られていないのですが、スティックを強く握ってしまうことが腕全体の滑らかな動きを阻害してしまうのです。一般奏法方の腕が疲れやすいのは、このことが大きな原因の一つです。








次に、肘を落とさないようにしながら、上腕を外旋をはじめます。これができれば、肘が落ちはじめること(上腕の内転のはじまり)と外旋の始まりが同時にならないようにできます。腕全体が滑らかに動くには、この時間差がとても大切です。












最後に肘を体の近くに落下させます。このときに重力で上腕が落ちてくるようにすることが無駄な力を省くコツです。肩が疲れてしまう人は、ほとんどが、重力を使って、腕を落下させていないためにおこります。地味ですがとても重要な感覚です。








もしあなたがこれを本当に正確にマスターできれば、あなたの腕の動きが必ず楽になります。
もし楽になっていないのなら、この上に上げた解説をよく読んで取り組んでください。
すでにモーラー奏法に取り組んでおられる方でも、注意深くこの解説を読んで実行すれば、さらに動きが滑らかになり、スピードが上がってきますよ!


腕が滑らかに動くためには、上腕の内旋・外旋の運動を含まなければなりません!ここまでいいきるのは勇気がいりますが、いろいろと研究した結果、間違いないことがわかりました。上腕の長軸に対する回転を含んでいなければ、決して、腕は楽には動かないということになるのです。
そうすると腕が楽に動くためには、回転が2方向発生することになります。

当ドラムメソッドでは、モーラー奏法の根本原理を腕のリラックス運動であると考えます。リラックスして腕を運動させるためには、上腕の内旋・外旋を含まなければならないわけですから、リラックスして動く腕には、大きく分けて2方向の回転が存在するということになります。

つまり、伝統的なモーラー奏法から根本的な腕の動きを2種類の回転に分けて取り出すことができるわけです。
それを、外回転・内回転として解説しています(外旋・内旋のことではないので注意してくださいね)。

実はここが伝統的なモーラー奏法から進化したといえる部分のうちの一つでもあります(進化している部分はこの他にもいろいろあります!)。

私が習得した後わかったことで、以前にもお伝えしましたが、伝統的なモーラー奏法では内回転でアクセントをつけるという発想がありません。ですので、当ドラムメソッドでは、進化したモーラー奏法の基本ストロークとして解説しております。




もちろん、決してどこも痛くなったり、疲れたりすることはありません。

力を抜いてこのように動かせば必ず楽になります!がんばってください。


当ドラムメソッドの生徒になると生徒専用動画の閲覧が可能です。
生徒の方は、生徒専用動画を同時にご覧になって、よく復習しておいてくださいね。
動画-インフィニティーと内回転


今後も、伝統的なモーラー奏法にはない進化したモーラー奏法がどんどんでてきますよ!乞うご期待!!

注)内回転(うちかいてん)という言葉は、当ドラムメソッドがつくった造語です。内転とは違う意味ですので注意してくださいね。


hiromu@drumlesson.cc


 


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