モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-10-15 12:00:00 (6564 ヒット)






 


前回までは、ドラムのバスドラを踏む際に、イスの位置によっては、足が動かしにくくなりやすい場所があることを説明しました。


 


このことは同時に、脚自体のラインをそろえることを考えると、ラインを斜めにそろえる必要があるということになります。


それを理解するためには、骨盤自体の動きを考えることが重要です。


座るということは、立って動くのと違い、骨盤自体の動きをかなり制限してしまいます。例えば歩くということは、骨盤自体が進行方向にどんどん移動していきます。このとき足部のさまざまな関節は、時々刻々と動いていく骨盤自体の動きとバランスをとりながら体をささえ、同時に斜めの動きを利用して体全体の重心を移動させていきます。足が底屈・背屈よりも斜めの動きがしやすいのは、このためであるとも考えられます。


 


ドラムを演奏するということは、椅子に座っているために、骨盤そのものの動きは、歩いているときよりも大変制限されています。このことをしっかり理解することが重要です。歩くときのように、骨盤自体が移動できる場合は、足の裏を地面にべったりとつけて体をささえることと、足の裏に能率良く力を伝えることとを一致させることができます。例えばペダルを踏むとしたらこんなふうでしょうか






 


 


しかし私たちドラマーはイスに座って演奏していますので、骨盤自体を大きく移動させることはできません。この状態で足の裏をベッタリとプレートにつけてしまうとラインがくずれてしまうのです ( ラインがくずれないようにイスの位置を変えると、こんどは足自体が動きにくいことになるのです ) 。


 


 


絶対にラインはくずれてはいけないということではありませんが、くずれると、体や脚の重さと加速度でつくる力を足の裏に伝えるということにロスが生まれます。また、足首や膝に負荷がかかりやすく、へたをすると痛みになりかねません。


 


ですから、ラインを整えるということに注意を払いましょう。


内回転のヒットに瞬間はこんな風にしましょう。




外回転のヒットの瞬間は僕の場合はこんな感じで踏んでいます。



 


当ドラムメソッドでは、脚のレッスンにおいて、体をささえやすいということと、動かしやすいということを高いレベルで実現できていると自負しております。


 


もう一つ忘れてはいけないことがあります。


それは、足の腱をはるということです。もちろん、無駄に力をいれて、リキむということではありません。最低限で適切に、もちろん疲れないように入れるということです。


これをやらないと、体や脚の重さとそこからくるエネルギーをペダルに伝えたときに、そのエネルギーを受け止められず、膝や足部の関節を痛める可能性があります。


 


以前に述べましたが、足部は体全体をささえるためにいつも働いています。つまり、足は大きな力を受けても、充分耐えられるだけの仕組みになっているのです。その点が手首とはまったく異なる事実です。ですから、手首から先「だけ」を上下に動かそうとするのは、よくないのですが、くるぶし付近の足首から先だけを動かすことは、私たちの行っている運動の仕組みから考えても、問題はないのです。このあたり の理解 は、独学では難しいかもしれません。


 


でも、大丈夫です。


当ドラムメソッドでは、丁寧にわかるまで何度でも取り組みますので、安心しておこしください。


 


 


 


 


 


 

hiromu@drumlesson.cc

 


 


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-9-10 4:38:10 (11681 ヒット)


脚の動きと足の動き1





 


脚の動きと足の動き


 


モーラー奏法の脚への応用を考える際に、体をささえるということと、脚(足もふくむ)を動かしやすくするという2つを高いレベルで融合するということが大切でしたね。


 


イスの位置について


 


前回の説明では、このように座ってしまうのはあまりおすすめできませんといいました。


写真1



これは、確かに、体をささえるには都合がいいのです。しかし、実際の演奏上、ビーターが打面を打つことで体を支える時間はほんの一瞬です。


この一瞬のために、足が動かしにくい位置になるように座ってしまうのは、とてももったいないですよね。


 


 


クローズド奏法とオープン奏法


 


体をささえるということから、クローズド奏法とオープン奏法の違いを考えてみましょう。


クローズド奏法では、ビーターが打面を打ったあと、打面と接地しつづけようとすることで体をささえますよね。



 


一方、オープン奏法は、ビーターが打面をうった後、ビーターが打面から離れることをいいます。



 


クローズド奏法とオープン奏法では、明らかにオープン奏法の方が、リラックスしやすいですよね。クローズド奏法では、ビーターを打面に打ち付けるわけですから、必然的にふくらはぎに無駄な力を入れてしまうことが多くなります。もちろん、クローズド奏法が必要な場面もあるでしょうから、そういう場合は、できるだけ力をすくなくするということが重要です。


 


そのためにも、イスの位置の工夫はとても重要です。


 


では、なぜこの位置だと足が動かしにくくなるのでしょうか?


 


足の仕組みと動き


 


それを説明するために、足の関節の仕組みをすこし理解してほしいとおもいます。足部は、いろいろな関節からできていて、とても複雑です。あなたは、足の動きが上下に”だけ”動くものだと思っていませんか ? この動きを、専門的には底屈・背屈といいます。こんな感じですね。




このように確かに、上下にも動きます。しかし、実はこの動きよりも動かしやすい動きがあるのです。それが”斜めの動き”なのです。





 


これは、専門的には内がえし・外がえしとよばれる運動です。


 


この運動の利用こそが、足の上下運動よりも、素早くなる動きなのです。


じつは、この動きは足の超高速連打に応用できるのです。


 


ご自分で底屈・背屈の動きと足をふるわすように内返し・外がえしの運動をしてみてください。


 


どうですか?


 


あきらかに足の上下運動の方が動かしにくいですよね。


 


写真1のように座ってしまうと、普通はプレートに足の裏がべったりついてしまいます。


体をうまくささえるということにしぼって、脚の状態を考えると、


この位置に座るとささえやすくはなります。しかし、 そうすると、足の動きは必然的に上下運動がメインになります。つまり、自然な動きである内返し・外がえしを使いにくくなり、大腿の回転も使いにくくなるということなのです。つまり脚が動かしにくいということになるのです。


 


以上のことをふまえて、脚を動かしやすい位置にイスをもっていくと、この位置になります。


写真1よりもイスが15センチくらい左によっています。




 


しかしながら、この位置で注意してほしいことは、プレートにべったりと足の裏をつけてしまうように動くと、かえって体をささえにくくなるということがありえるということです ( べったりつけてはいけないということではありません ) 。大切なことは、前回説明した脚のラインをととのえるということなのです。ベタ足で踏むとラインがくずれることが多くなるので、注意が必要なのです。


 


このようにすれば、足の内返し・外返しの運動もつかいやすく、ラインをととのえれば、体もささえやすいということになります。


 


 


次回は、ななめに脚のラインをととのえるとは、具体的にどういうことなのかを説明します。


 


 


 


 


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-8-27 16:06:18 (7704 ヒット)


体をささえるということ





ここでは、モーラー奏法の脚への応用についての一部を紹介します。


この方法は、いろいろな分野へ応用がききますので、例えば、スポーツであるとか、武道であるとか、脚関係のリハビリにも効いてくると思います。


 


そもそもなぜ、体をうまく支えることが重要なのでしょうか?


それは、体の重さを足の裏にロスなく伝えることが出来るからです。


それができるということは、バスドラに体の重さをうまく伝えることが出来るということになり、


つまり、リラックスして踏んでいるのにとてつもない大きい音がでるということになるわけです。


ちなみに脚(足)のスピードアップについては、違う方法をとります。


 


当ドラムメソッドの脚奏法の考え方として、体を支えることと脚を動かしやすくするということの融合をはかってレッスンをしております。


 


ここでは、体をうまく支える方法を紹介します。


 


座ってしまうとわかりにくいので、立ってやってみましょう。


 


まず、股関節の位置を確認しましょう。実は股関節の位置を正確に把握するのは簡単ではないのですが、ここでは、話をシンプルかするために、内ポケット付近を目安に探しましょう。


股関節と膝の真ん中を結んだ線で面をつくるようにイメージしましょう。



 


 


今度は、踵とつま先の真ん中を結んだ線で面をつくるようにイメージしましょう。




この 2 つの面の延長が1つに重なるように股関節と膝と足を調整しましょう。




今度はこの重なった 2 つの面に対して、骨盤の正面が平行になっているようにしましょう。


あごが前に出てしまっている人は少し引いて、腰に無用の力みを発生させないようにしましょう。腰が張ってしまう人はすこし骨盤を前に倒すか、後ろに倒すかなどして調整し、力みがうまれない位置をさがしましょう。


猫背気味と人は少し胸を張るつもりで動かすと、バランスがとりやすいことがあります。


(今やろうとしてしていることは静止状態でのリラックスですので、動的なリラックスをもとめる動きとは違います。したがって姿勢の考え方も違います。)


 


この関係がいわゆる腰が入っているという状態です。



 


この状態を当ドラムメソッドでは、ラインがそろっていると表現しています。



 


この考え方は初動負荷理論の提唱者である小山裕史氏の脚の垂直軸の考え方を応用しています。


 


 


こんな感じになってしまうと




 


足の裏に体の重さや足の重さなどから来るエネルギーを足の裏にうまくつたえることができません。つまり大きい音を出すには筋肉にたよらざるをえないことになって、疲れやすくなります。


 


このラインをそろえるという考え方はとても大切です。


 


 


 


今までの話だけから連想すると、ペダルのプレートと脚の関係はこのようになるのがいいような気がしますよね?


実はこの位置に座ってしまうと、足(脚ではない)が動かしにくくなります。


驚くかも知れませんが、本当です。


では、なぜ脚のラインをそろえるという話をしたかというと、それを斜めに使いたいからです。


どんな風に使うかは次回説明します。


バスドラに応用する際には、ヒットに瞬間に、この関係が成り立つこと自体が大切なのです。プレートに対して足の裏をべったりとつけて、プレートの向きに対して脚と骨盤のラインをそろえるということではありませんので、くれぐれも注意してください。このような位置に座ってしまうと、体は支えやすいですが、足が動かしにくくなりますので、注意が必要です。



 


なぜだかわかりますか?


本当は、どのように座った方がいいのか・・・


このつづきは次回に・・・


 


 


 


 


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-8-13 2:25:11 (10357 ヒット)


モーラー奏法 脚への応用2





モーラー奏法の脚への応用の際に大切な事は、脚には腕と違った特殊事情を考慮にいれることです。


 


その特殊事情とは、何かおわかりですか ?


 


それは、脚には体を支える役割があるということです。


 


なあんだ。そんなことあたりまえじゃないか。


と思ったあなた、この事実を甘く見ないでくださいね。このあたりまえのことをいかに的確にドラムに応用するかということが、とても重要であり、大切なことなのです。


 


つまり、ひとつは、リラックスしてドラムを叩くためには、脚が体を支えることや重力を利用して、体全体の重心をうまく移動させて叩くという発想を持つことが重要です。


 


もうひとつは、回転運動を主体とした脚の運動でペダルを踏むということです。


 


私たちの大腿骨は歩いているとき、内旋や外旋という回転を伴って動いていることをご存知ですか ? 当ドラムメソッドでは、この回転を利用してバスドラを踏むように指導しています。


 


 


当ドラムメソッドの脚のレッスンは、この2種類の事柄を高いレベルで融合させることをめざしています。


 


 


体を支えるということに、能率の良い支え方、能率の悪い支え方があるといったら、おどろかれますか ?


そして、例え 体をうまく支えることができているひとであっても、脚が動かしにくい場所にいすをおいてしまっている人が多く、とても残念に思います。


 


また、能率の悪い支え方をしていると、膝や足首の関節に無用の負担をかけてしまいます。自分では、体の重さを利用して踏んでいるつもりでも、そのエネルギーの伝達にロスが発生しているということがありえるのです。


 


 


 


また、脚が動きにくいという人は、多くの場合、脚だけを動かそうとしていませんか ? 太ももの大腿四頭筋をメインに動かして、ももの部分を上にあげようとしすぎることで、そけい部あたりに痛みが発生しやすくなるのです ( 注 バスドラを踏むときに、この筋肉を完全に使わないということではありません ) 。大腿四頭筋の中の大腿直筋を使いすぎていると思われます。とくにオスグット病で膝が痛い人は、この大腿四頭筋の過緊張が原因であると考えられます ( 現在は、痛みがひいていたとしても、大腿四頭筋に多くの負荷をかけたままの方が多いです ) 。これのかわりに腸腰筋で股関節を屈曲できれば、その膝の痛みはなくなっていくと当ドラムメソッドでは考えています。また、 腸腰筋の活性化の方法も指導しております。


 


もうひとつは、足の先の腱でペダルをつついて、脚全体を動かすという方法です。そけい部に痛みが来てしまう人は、足の指の腱がゆるみすぎていないかどうかもチェックしてください。


そして、もう少し、足の先で脚をつつきあげるような感じを取り入れてみてください。ふとももの疲れを改善しやすくなります。


 


また、骨盤の歪みをとって、不必要な筋肉の緊張をとりのぞくと、骨盤と脚の関係がよくなり、脚が動かしやすくなります。


 


 


 


 


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-7-30 20:00:00 (20280 ヒット)


手首や前腕部の痛み





手首と前腕部の痛みについて


 


一般奏法において、シングルストロークのスピードアップを目指して練習していると、よく前腕部のこのあたりが、痛くなったりしていませんか ?


 


その 前腕部が痛むという人は、よく読んでくださいね。


 


あなたの手首を見てください。


ドラムを叩くとき、手首から先「だけ」で叩いていませんか ?


 






 


 


注意してほしいのは、これは、決して、手首から先を動かしてはいけないということではないということです。


この「だけ」には、深い意味があるのです。


 


 


この問題はプロ・アマを問わず、多くのドラマーが抱える問題です。


しかも、この問題の根は深いのです。


 


それは、真面目にスピードアップの練習に取り組めば、取り組むほど、この痛みに直面し、それをしかたないことだと思ってしまっている人がとても多いからです。適当に練習をサボる人は、痛めることは少ないのですが、一生懸命練習に取り組んで、手首からさき「だけ」を動かそうとすればするほど、前腕部の痛みが増していきます。


 


手首の弱い人は、前腕部だけでなく、手首付近も痛くなってきたりするひともいます。このような叩き方をしていると、腱鞘炎などになるリスクが高まります。手首が丈夫な人であればよいのかもしれませんが、


もし、あなたが手首まで痛くなっているようなら、


今すぐ、練習をやめてください。そして完全に痛くなくなるまで、どうかゆっくり休んでください。


 


おどしたいわけではありません。痛みに対する警戒心がなさすぎて、あなたが自分自身の手首をひどく痛めつけていることに気がついてほしいのです。


 


腱鞘炎やそれに類似する状態になってからでは、遅いのです。軽いものならいざしらず、症状が発生してからでは、なにをやっても痛みます。このような状態になってしまうと、ドラムは叩けなくなります。


 


腕の骨は、手首からさきだけを激しく動かすという動作に適している仕組みであるとは思えません。


 


どうか、みなさんの前腕のストレスに対する感覚をもっと研ぎ澄ましていただきたいのです。


 


 


この痛みに対する方法はないのでしょうか ?


 


手首が痛くなってしまう人は、ドラムを叩けない体質なのでしょうか ?


 


当ドラムメソッドでは、そんなことはないと考えています。手首からさきだけの動きではなく、腕全体の回転運動を伴って、指の脱力がすすんだ結果、自然に手首が上下するということであれば、大丈夫なのです ( ただし、すでに痛みを伴ってしまっている場合は、しっかり休んだうえで、痛みが完全になくなってから取り組んでくださいね ) 。

















 


一般奏法を教えている先生方でも、自分の生徒の手首を痛めつけて、二度とドラムを叩けなくしてやろうなどとおもっている人などいません。先生方はみなさん、生徒によかれとおもって指導されていると僕は信じています。


ただ、この事実をご存知でないために、手首を痛めてしまう生徒に指導ができないだけなのです。ほんとうは、特定の誰かが悪いということではなく、知らないということが起こしている歪みなのです。


ですから、大切なことは、どうのように動いたら安全かということを知るということです。


 


当ドラムメソッドは、体を痛めないでドラムを叩くということを徹底的に追求しています。


モーラー奏法を通して、あなたの体が楽になって叩くことができたなら、私たちにとっても嬉しいことです。


 


どうか、知らない間に自分の手首を痛めつけてしまわないで、大切に、楽にドラムを叩いてくださいね。


 


 


 



hiromu@drumlesson.cc

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