モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-2-27 2:13:35 (39297 ヒット)





徹底的な基礎練習




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モーラー奏法を知らない方からみると、この奏法はテクニックのあるドラマーがよりハイレベルな演奏をするためのものととらえがちです。しかしながらこの奏法ほど基礎練習に適した奏法はありません。基礎練習が好きな方には本当におすすめです。当ドラムレッスンにおいてもモーラー奏法の基礎練習は特に大切にしています。これを習得しようとするなら、徹底的にとことん基礎練習する気概が必要です。なぜなら、一般的な奏法と比べて動き方があまりにも違いすぎて、なかなか感覚がつかめないからです。基礎練習をおろそかにして複雑なフレーズを構築しても、すぐにスピードアップや音量の壁に阻まれることになってしまうのです。それは、基礎の上にすべてが成り立っているからです。派手なスピードアップや大音量を気にせずに黙々と練習する人ほど、スピードや音量が上がりやすいというのが真実です。練習を続けていくと知らず知らずのうちにスピードが上がっていくのです。モーラー奏法をしっかり習得するためには、運動の基礎として誰もが共通に感じる法則を理解することが大切です。私自身が一般的奏法からモーラー奏法に変えたとき、ドラムを教えるという業界のなかにはこの法則がしっかりとは浸透していないことを強く感じました。講師の方々がこの法則を理解し、体得していたら、生徒はもっともっとリラックスできてくるはずなのです。ですから私は今後はドラム講師の方にもお教えしたいと考えています。

ドラムを叩くということは、全身運動なのです。全身が動いているにも関わらず、イスに座っているという特殊事情を、いったいどれだけの方がしっかり把握できているのでしょうか。普通、イスに座ってここまで全身運動をするということはありません。これは本当に特殊なことなのです。イスに座っていても、あたかも立っているかのような感じで演奏することがとても重要です。これを静止して座っているかのように感じていてはスピードや音量のアップは望めません。このようにイスにどう座るのかということ一つとってみてもわかるように、基本を考えるということはとても大切なのです。基礎練習は運動の基本を理解することからはじまります。また、何度も繰り返していくという地道な努力が必要です。まずは脱力に注意して、そのあと流れにも気を配り、基礎練習を繰り返しましょう。

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-2-14 21:47:00 (21160 ヒット)



グリップについて





ドラマーにとってスティックを握るということは当たり前であると思われています。でももしショット時に握ぎるどころか挟むことさえしないで大音量が出せるといったら信じてもらえるでしょうか?フリーグリップをマスターすれば、それは可能なのです。いろいろなグリップがあるなかでフリーグリップほどスティックを握らないグリップはありません。手にマメができて痛い思いをしている方、それは仕方ないことだと思っていませんか(マメができてしまうのは、ほとんどの場合一ヶ所に集中して必要以上に強く握ってしまうからです)?フリーグリップを身につければ、手にマメができるということはなくなります。また、フリーグリップを解くカギは、リバウンドの処理の仕方にあります。リバウンドのコントロールは指でするのが常識となっていますが、指以外でリバウンドをコントロールすることができるのです。グリップを考える際にもリバウンドの処理というのは、とても重要な要素なのです。

スティックを握りこんでしまう大きな要因が、リバウンドの処理の方法にあるのです。指だけで吸収しようとするから、スティックを握りこむことになってしまうのです。スティックを握りこんでしまうから、前腕に力みが走り、そのことが前腕と上腕の流れを悪くしてしまい、上腕の疲れを誘発してしまうことになってしまうのです。グリップを深く追及することは、いかに握るのかというとだけでなく、腕全体、ひいては体全体のリラックス感に影響してくるとても大切なことなのです。当ドラムレッスンでも時間をかけていろいろな角度から指導しています。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-2-7 1:28:41 (13733 ヒット)



脱力について




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脱力の重要性は、ほとんどの指導者の方が口をそろえて教えていることと思います。もちろん、モーラー奏法の習得においても、脱力というのはとても大切です。脱力とはできるだけ力をぬくということであり、厳密な意味で完全に筋力を使わないということではありません。何の筋力もいっさい使わないということであるなら、私たちは座ってることさえ難しくなるでしょう。筋力は少しは使うのです。大切なことは、「これくらいは使うだろうな」の「これくらい」が、モーラー奏法の場合は普通の奏法と比べて極めて少ないということなのです。普通の奏法をしている方の多くは、「これくらい」というのが、筋力をけっこう使ってしまっているのです。しかもこの脱力の感覚というのは、習得するまでわからないからやっかいなのです。たとえ現在の普通の奏法において疲れがなかったとしても、脱力の感覚が不足しているということがありえ、さらにその事実を自覚していないという残念な状況にあるかもしれないのです。モーラー奏法をしっかり習得している人に教わった方がいいのは、この脱力の感覚を体得しているからなのです。理論だけや外見をまねてみるだけでは、この感覚をつかむことはできないのです。へたをすると逆に疲れることにもなりかねません(モーラー奏法を学び始めはよく上腕付近に力が入りすぎて痛くなることがあります)。以前にも書きましたが、この脱力というのは、合格はあれど完全ということはありえません。達人たちでさえも、完全に習得しきったということはないのです。最初に取り組むのが脱力ですが、一度覚えれば大丈夫ということではなく、演奏する限りずっと進化させていこうという取り組みがとても重要です。

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-1-31 11:58:17 (5570 ヒット)



立体のインフィニティー




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普通の奏法において、チップの軌道は直線的にまっすぐ上がって、まっすぐ下がるというのが常識となってしまっています。その理由は直線的に上下運動をすると、チップが最短の距離を通ることになり、スピードが最も上がりやすいと考えられているためです。もちろん、この理屈自体はまちがっているわけではないのですが、残念ながら、腕をリラックスさせて動くということに注意がむけられていないために、かえってパワーとスピードを出しにくいという状況に陥ってしまっているのです。まずは、腕をリラックスさせて動かす。それができてから、チップの軌道の調整をするというのが、あるべき順番です。さきにチップの軌道を直線的に上下に動かしてしまうと、腕が先端から動いてしまい、疲れやすくなります。

モーラー奏法におけるチップの軌道は、インフィニティー(∞)を描くように動きます。僕のレッスンでもこれを何度も練習してもらいます。ここでは主に腕の「流れ」と「回転」を意識して動かします。わかりやすくするために最初は平面的に練習しますが、本当は立体的に描く方がよいのです。この場合ももちろん先端を意識しすぎて、先端から動いているようでは、とてもつかれるということになりかねません。リラックスをしながら動かすということが大切です。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-1-23 10:24:11 (5065 ヒット)



感覚の大切さ




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モーラー奏法の習得にとって大切なもののひとつに、体がリラックスできているかを感じる感覚をとぎすますことがあげられます。

なぜこの感覚が大切なのかおわかりでしょうか?それは疲れを敏感に感じるということが、効率のよい動きを探していくという行為と直結しているからです。疲れを感じるということが、その動きが効率の悪いものであることをわからせてくれるのです。この動きの探求がモーラー奏法の習得の過程そのものでもあるのです。

例えば腕の疲れひとつとってみても、痛くなるまで気づかないというのでは、するどい感覚とはいえません。痛みになる前に重くなるような感じがしますし、さらにそのまえに、違和感がやってきているはずです。感覚の鈍い人はこの「重さ」や「違和感」を感じられていないのです。感覚は主体的なものなので、これに気づいていなくてもそれがあたりまえになってしまっている場合は、疲れていないと錯覚してしまいます。疲れの前のサインを見過ごしているという自覚がありません。ですから、いきなり痛みが来るように感じるのです。

筋肉を鍛えすぎていると、リラックスの感覚は鈍くなってくるのが普通です(筋肉を鍛えるのは、体の動かし方を覚えてからの方がいいでしょう)。外見だけにたよってしまうと、よほど理論がしっかりと頭にはいっていなければ、難しいでしょう。その動きがあっているかどうかは、習得するまではわからないということが、この奏法の難しいところです。動きの見た目は同じに見えても、習得ができている人といない人では身体の感覚がずいぶん違うのです。習得すればわかりますが、まだ習得していない人の動きは、能率の悪い動きになってしまっているということが見た目で分かるようになるのです。


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