モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-7-25 2:21:47 (5767 ヒット)








モーラー奏法  脚への応用




モーラー奏法の脚への応用は、基本的には腕と同じです。しかしながら体全体の重心移動を無視しては、演奏が成り立たないため、体全体の重心をどのように扱うかということを脚への応用レッスン時に説明しています。このことが腕との決定的な違いになります。本来モーラー奏法というのは、腕をどう動かしていくと効率的であるかを考えてはいるのですが、残念ながら体全体をどのように動かすべきであるかというところまでは、掘り下げてはいないのです。この体全体のリラックスの本質的な部分を知らなければ、モーラー奏法の脚への応用はできません。 逆にいうとリラックスの本質的な部分を体得していれば、モーラー奏法が目指している目的を的確につかみ、達成することができます。形だけまねしても意味がないのは、リラックスということからかけ離れてしまっているからです。本当に脱力するためにはかなりの訓練が必要です。
腕が描く軌道にインフィンティーがあったように、脚においてもインフィニティーを描きます。しかし、脚は腕とはちがうある役割を担っているために、腕と同じ軌道にはなりません。つまりインフィニティーが変化しているのです。この動きは、前期のトニーウイリアムスの左足やデイブウエッケルの右足などで観察することができます。みなさんもぜひご覧んになってください。


また、腸腰筋というインナーマッスルの筋肉群のなかにある大腰筋も、重要な役割をはたします。解剖学においては大腰筋は、股関節を屈曲させるという役割があるということがわかっていますが、残念ながら普通の人は、この大腰筋をあまり使えてはいないのです。このインナーマッスルの活性化も脚の奏法にとってはとても重要なカギになっています。


 



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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-7-11 1:53:39 (4635 ヒット)





何のための演奏か




ちょっとえらそうなこと言ってもいいですか?


私達の求めているリラックスは何のためでしょうか。

私達の求めている優れた技術は何のためでしょうか。


優れた演奏には体だけでなく、心もリラックスしています。この心のリラックスこそ大切なものなのです。音楽には自分の心をこめた演奏が重要なことは、みなさんもご存じのことと思います。


迷いや嫉妬、疑い、焦り、不安などから解放された心を思い出しましょう。自由で屈託がなく、明るく、前向きで、何か人のためにしてあげたくなるような積極的な愛と感謝に満ちた心をとりもどしましょう。


愛情のない形だけの親切は、本当の喜びにはならいですよね。


優れた演奏には、があります。

優れた演奏には、癒しがります。

優れた演奏には、元気にする力があります。

優れた演奏には、いっしょになって泣いてくれる優しさがあります。


体のリラックスばかりもとめてしまうと、心をこめた精神性の高い演奏の大切さを忘れがちになってしまいます。

どうか忘れないでほしいのです。

僕もまた忘れないようにしなければいけないと思っています。


偉大なる悟りをひらかれたお釈迦様は「色心は不二である」とおっしゃられました。色とは色彩のことでななく、体という意味です。色心の心はこころのことです。心とは音楽を感じる主体であります。では不二であるとはどういうことでしょうか。それは二つではないと書きます。それは体と心はまったく同じでもなければ、完全に別々の存在でもないということなのです。


わかりにくいでしょうか:^^


こう考えてみてください。


「体と心は影響しあっている」と。


体の調子がよければ、心はかろやかですし、心が明るく前向きであれば、体まで調子がよくなるということなのです。

みなさんもそのような体験が少なからずおありのことと思います。


 


音楽は心で奏でるものであり、人々の心にうったえかけるものであります。

いくら優れた技術を持っていても、一番大切な心を忘れて演奏してしまっては、意味がありません。優れた技術は優れた心に奉仕するものなのです。

体の事を中心にリラックスを考えることはとても大切なことです。しかしそのことが演奏にとって一番大切である心の存在を否定することになってはいけません。それはとても残念なことです。


愛と感謝の心をもって演奏にのぞみましょう。


 



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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-6-21 0:32:01 (6889 ヒット)







屈伸運動と回転運動




私達の主な運動に屈伸運動回転運動というものがあります。腕について考えてみましょう。屈伸運動においては肘がつくる上腕と前腕の角度は、大きくなったり小さくなったりします。この角度を変えるように動くということは、回転運動がおこらない限り、腕の先から動いてしまいます。こうなってしまうとリラックスしにくい状態になってしまうのです(もちろん屈伸運動がまったくおこらないということではありません。運動の主体が回転運動であるということです)。これは別の言葉でいうと進行方向に近い方から先に動くということになります。自然界にいきている動物たちや一流と呼ばれるスポーツ選手をよくよく観察してみてください。体幹部が腕や足である 四肢を従えるように動いています。それはとてもしなやかで、美しくさえあります。回転運動を利用することで、このようなリラックスした運動ができるようになってきます。つまり腕の運動は回転運動を利用することによって、先端から先に動いてしまうのをさけることができます。しかし、いざスティックでドラムを叩こうとするとき、ほとんどの人が手首付近を体幹部よりも先に反応させてしまいます。そのような場合、多くが力みがちになります。そして力が入りすぎているということに気づかないまま叩いてしまい、スピードや音量をアップさせることができないでいるのです。よく「小手先の技術」「小手先の対応」などとやゆされることがありますが、その小手先とは、まさに前腕部の先端部分のことをいうのです。仕事がよくできる人のことを「腕がいい」といいますよね。「手がいい」といわないのも、意味があるのでしょうね。私達の腕は自然に動いているときは、その多くが回転運動を行っています。その自然な運動に則した叩き方を習得することで、リラックスしたままスピードや音量を上げることが可能になります。


当ドラムレッスンでは、屈伸と回転の運動の効果の違いについて説明し、よりリラックスするために指導をいたしております。


 


 



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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-6-7 2:05:25 (40502 ヒット)








テンポ200 以上 でどこも疲れることなくハイハットを 8分音符で きざめますか?





当ドラムレッスンでは、ストロークのスピードアップについても理論的に解説しております。スピードアップには、 モーラー奏法の特徴であるしゃっ骨を軸にしたとう骨の軽やかな回転がキーポイントとしてあげられます。この動きは、リラックスして動かせるととてもスピードがあがります。マッチドではトニーウイリアムスの動かし方がわかりやすいでしょう。レギュラーでは、やはりバディーリッチを参考にされるのがよろしいかと思います。バディーリッチとトニーウイリアムス(特にトニーの後期の両方マッチドの場合)とでは、叩き方のスタイルはまったく異なるように見えますが、同じモーラー奏法の原理で動いております。このしゃっ骨とう骨の高速回転は、リラックスしていて、指のスティックに対する圧力がとても低い場合は何ら問題はないのですが、力んだまま動かしてしまうとこの動きには威力があるため、身体に危険がおよぶことがあります。絶対に無駄な力を入れないようにしてください。普通の奏法でのスティックの持ち方では、力が入りすぎているため、同じしゃっ骨を軸にしたとう骨の回転でも力みがのりやすい状態になっているのです。指のスティックをもつ圧力が高い状態では、しゃっ骨を軸にしたとう骨の回転にブレーキをかけることになり、このまま力まかせに回転させるととても危険です。ブレーキをかけたままアクセルを踏むというのは良くない状態ですよね。フリーグリップの原理がしっかり習得できていないと危ないですから、中途半端な知識で取り組まずに、モーラー奏法が習得できていて、理論がわかっている人に教わりましょう。この動きはどんなに動かしていても、どこにもいっさい痛みや疲れを感じるような奏法ではありません。たとえ少しでも痛みや疲れを感じた場合は、決して続けないですぐに練習を止めて、しっかり休めてください。その後、動かし方の確認をしましょう。



 


 


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-5-24 1:01:12 (5633 ヒット)





動的自然体について




動的自然体とは少しかたくるしい言葉ですが、決して特別な動きではなく、私達のごくごく自然な動きのことです。リラックスをしようとするときが「動いているとき」ではなく、「静止しているとき」であることが多いため、わざわざ「動的」という言葉がついているわけです。動的であるとは、動いているということです。つまり動きにおける自然な状態ということですね。リラックスを求めるということにおいて、私達の動きが自然であるということが、どれほど大切であるかおわかりでしょうか?動きながらリラックスができたならば、演奏することにおいても、とても大きな効果があるのです。例えば野球選手の動き、マラソン選手の動き、バスケットボール選手の動き、いろいろありますが、これらの選手のがすべて同じ法則のもとに動いているといったら、どうでしょう。びっくりしますか?これらの選手はすべて私達と同じ体を使って動いているのです。体のつくりが同じである以上、リラックスをもとめる動き方も同じであるのです。こうはっきりいってしまうと、「しかし人によって肉付きが違うではないか」、「人によって骨格が違うではないか」、「人によって筋肉の疲れの感じ方がちがうではないか」という意見も聞こえてきそうです。もちろん、肉付きや骨格などが違わないということはありませんが、その違いはわずかなものであり、リラックスの法則が変わってしまうほどまったく別の仕組みをもっているということにはならないのです。モーラー奏法とは、この法則を、腕から先の部分にあてはめた奏法なのです。体全体をリラックスさせるという観点から考えると、本当はモーラー奏法だけでは、まかなえない部分もあるのです。


当ドラムレッスンでは動的自然体をさまざまな形で説明して、演奏にいかしております。



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